2025年4月28日

パンダ返還

「パンダ」と言えば、まずは上野動物園が思い浮かびますが、実は和歌山県のアドベンチャーワールドには、上野動物園以上の頭数が飼育されていたんですよね。だから、人気では上野動物園だけれど、パンダを見るならばアドベンチャーワールドの方がゆっくりと楽に見学できるというのはよく言われていた話。そのアドベンチャーワールドのパンダ4頭が突然中国への返還が決まり、大きな騒ぎに。 

ただ記事によれば突然決まったわけでは無く、8月に契約期間が満了するためパンダの体調を考えて暑くなる前に返却すると言う話。だからパンダが6月に中国に戻ることは仕方が無い事だけれど、長く多くのパンダを飼育してきたアドベンチャーワールド側としては、途切れること無く次のパンダ飼育を継続したいところ。ただ最近は中国の「パンダ外交」もかなり制限があるみたいで、簡単にはいかない様子。そのため、6月にアドベンチャーワールドの4頭が返還されると、国内で飼育されているパンダは上の動物園の2頭だけになるらしい。

実は、昔々上野動物園にパンダを見に行ったことがあって(多分二代目の「ホァンホァン(歓歓)」と「フェイフェイ(飛飛)」の時代)、それは東京に就職が決まった従兄弟が見に行きたいと行ったので一緒について行ったから。当時は長蛇の列でしかも檻の前には四重・五重の列があって、殆どパンダは見えなかったけれど(笑)。まぁ、愛嬌のある顔立ち体型なので人気があるのは分かるけれど、そんなに「見たい」という衝動は感じない。それならば子猫の寝顔の方が何百倍、何千倍、何万倍、何億倍... (以下自粛)。

天の邪鬼な自分は、パンダを気にするならもっと貴重な絶滅危惧種に対しても気にしろよと言いたくなるけれど、困るのは急に売り物目玉のパンダが鋳なくなってしまうアドベンチャーワールドでしょうね。関東地方ではそんなに知名度は高くないのだろうけど、多分関西地方では有名なんだろうなぁ。それだけで年間百万人もの入場者数があったのに、目玉のパンダ無き後はどうなるんだろうか。勿論パンダしかいないわけじゃ無いだろうから、それ以外のイベントや設備で何とかてこ入れするんだろうけど、関西地区には色々有名なアトラクションはあるし、今年は10月までは万博もあるから年内は厳しい状況が続くのかなあ。まぁ、特定の要素に依存してしまうとこういうことがあるからリスクがあるのは、どの分野の仕事でも同じ。ある程度コアの要素を持ちつつも、そこから派生・波及出る異なる要素も準備出来ないと、継続して行くことは難しい。これもある意味一つの教訓かも。

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