MLBのCubs vs. Dodgersの開幕戦は、Dodgersが打ち勝って2連勝。Cubsがホームチームの二戦だったので、本当はCubsが連勝、あるいは一勝一敗で終わるのが理想的だろうけど、今回の「日本人目線」では、ほぼ100%(90%)の成功と言っていいのかな。やはりなんと言っても、大谷人気のDodgersが連勝。その大谷選手は、初戦で二安打して2戦目では待望のホームランを打ち、ファンとしては満足な内容。投手陣は、勝ち星が付いたのは山本選手だけだけれど、今永選手、佐々木選手、それぞれ失点しながらもそれなりの内容で合格点といえるのでは。唯一残念だったのは、Cubsの鈴木選手が無安打で終わったことで、彼がヒットを打っていればもう何も言う事の無い対戦だったような気がします。
その試合は、19日の22:00過ぎに終了しましたが、両チームの選手・関係者は直ぐさまアメリカに戻るので、日付けが変わる深夜過ぎには羽田空港からチャーター機で戻るんですよね。調べてみたら、Cubsは来た時同様United AirlinesのB777のチャーター機で、Dodgersも同様にAtlas AirのB747のチャーター機で帰国しますが、Cubsはキャンプ地のアリゾナ州フェニックスに戻るけれど、DodgersはホームのL.A.に一度戻る様子。
Cubsが利用するUA3776 (N2737U)は、使用機材は往路便(UA3786(N2332U))とは別機体ですが、同様にSFOを基点にアジア中心に毎日のように飛んでいる機体。Cubsがチャーター機で到着した時には、この機体は通常のフライトで成田に来ている(笑)。今回は、SFO-PVG(上海)、SFO-PEK(北京)と中国2往復した後に、試合が終わった頃に羽田(HND)にSFOから到着。2時間のターンアラウンドタイムで、日付が変わった00:30にアリゾナ州フェニックス(PHX)へと戻る予定(実際には1時間遅れ)。ホームのシカゴへ行かないのは、やはりまだ寒いからなのかな。で、この機体はPHX到着後SFOにフェリーされて戻り、また上海へと通常のフライトに戻るらしい。
Dodgersが利用するAtlas Airの5Y8014(N263SG)の機体は、13日にPHXからHNDへ飛んできた後、翌日に成田(NRT)へ移動して、成田で駐機していたらしい。まあ、Cubsのチャーター機のように、空いている間他のチャーター利用や定期便利用が無ければ、駐機しておいた方が楽だろうし、乗務員もそのままステイしているんでしょうね。13日の15:00頃に羽田にDodgersを運び、翌日に成田空港へ移動。18日の夜に、成田から羽田に移動して、一日羽田にステイしていますね。偶然だろうけど、19日は羽田空港は雪で混乱していたから、これは結果的に良かった判断。で、19日の試合が終わり、日付が変わった00:30にLAXへ向けて飛ぶ予定(実際には2時間遅れ)になっています。Dodgersの地元は、暖かいL.A.ですからねぇ。
あくまで想像ですけど、多分Dodgersの方が費用としてはCubsよりも数倍掛けているような気がする。日本企業とのCM/スポンサー契約も多く結んでいるし、今回だって開幕戦で試合をすることが一番重要な事は当然だけれど、日本のスポンサー企業回りも(多分企業側がDodgersを尋ねる形で)やっているだろうから、十分それだけのコストを投資してもペイできているんだろうなぁ。今回の開幕戦は、Cubsとしては試合結果に不満は残っただろうけど、両チーム選手・家族や関係者、MLB、観戦した日本のファン、サポートしている日本企業、その他関わった全ての人が得をした「Win-Win」の結果だったように思います。欲を言えば、ANAやJALは自社のチャーター利用をして欲しかったのかもしれないけれど、それぞれ最新機材のJALのA350とかANAのB777-300ERとか、チャーター利用に回す余裕が無いと言う事もあるのかな。まぁ、ANA/JALの場合、一度アメリカへフェリーして、アメリカ-日本を往復して、最後にまた日本までフェリーしないといけないから、効率が悪いという事もありますしね。いずれにしても、夢のような時間が終わってしまいました。やっぱり、L.A.へ、試合観戦に行かねば。
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