中国は220V、それに対して日本は100Vと電圧の違いが指摘されててなるほど。設計思想の違いも。/中国深センのホテルにあったシーメンス製洗濯機は「洗濯・脱水・乾燥」までわずか1時間でできる→日本は4時間でも生乾きレベルの洗濯機があるのに https://t.co/OvnfNkm6Dt
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) March 4, 2025
世界的には、日本やアメリカ等100~110Vの"Low Voltage"と、それ以外の地域の220Vの"High Voltage" の、大きく二つの電圧世界があるわけですが、高電圧(ハイボル)の方がエネルギーとしては大きくなるから有利になる反面、その分高電圧機器を扱うことになるので、アースを取るとか注意は必要。
ここでは、海外のハイボルの洗濯機の方が、洗濯や乾燥時間が短くて日本の洗濯機等倍の違いがあるという話だけれど、それだけかなぁ。例えば家庭用エアコンなんかは、昔はハイボル敗戦をしないと使えない場合が殆どで、ブレーカーでも注意が必要だったけれど、今のエアコンって殆どが100V対応じゃなかったかな。引用されているXでのやり取りでも指摘しているけれど、単に換装させるための熱量だけの問題では無く、急速乾燥させることで生地が傷むことを回避するように日本製品は考えられてもいるというのは、あながち間違いではないかも。
ただ、あれだけ節電とか東日本大震災後は言っていたのに、今は普通にこういう家電製品の話が登場しますよね。個人的には、うちは父親が長いことガス関係の仕事をしていたこともあり、暖房器具はガスファンヒーターだし、衣類乾燥機もガス乾燥機なので、多分シーメンスの乾燥機よりも早く強力に衣類乾燥が出来ます。オール家電の家だと逆に無駄になるのかもしれないけれど、都市ガスとか引いている家庭ならば、乾燥機はガス乾燥機がお勧めです。やはり、大量の熱量が必要ならば、電気よりはガスだと思うなぁ。
さらに日本の場合は、東西で電源周波数が60Hz/50Hzと違うこともいろいろ障害になりそう。導入当時は仕方なかったんだろうけど、よくよく考えたら良くもまぁこんな面倒な仕様を国内で使い続けているなと感心しますよね。特に静岡県なんかは、県内に60Hz/50Hzの境界線があって、昔は東西で引っ越しをするときには家電を買い換えないといけないという時代もあったし。そうそう、将来的に電気自動車(BEV)が普及していくと、家庭にも充電スタンドが必要になり、その場合は220Vどころか300Vとか400Vとか、現行よりもさらに高電圧の設備が必要になると想定されます。となると、その高電圧回路を例えば乾燥機とかIHヒーターとか、一部の家電にも利用可能なような回線にしたら、案外電気乾燥機が主流になるのかも。BEVが中々普及しない理由は、高速に簡単に充電出来る設備も課題だと思いますが、BEV充電専用ではなくそう言う「高電圧家電」みたいなものと抱き合わせたら面白いかも。
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