面白い着眼の記事。あんまり意識したことなかったけど、グラスに凝ってて美味しそうな冷水だしてくれる店はたしかに嬉しい。/みんな違って、みんな良い。1000枚以上の「お冷写真」を撮影したら“飲食店のおもてなし精神”に気づかされた https://t.co/JYztetBbgP
— 佐々木俊尚 新著「フラット登山」4/23発売! (@sasakitoshinao) March 20, 2025
佐々木俊尚氏が紹介している、飲食店で出される「お冷や」に注目したXのスレッド。うちは、母親が喫茶店を20年位かなぁ、自分で経営をしていて、子供の頃から高校卒業して自宅を離れるまで手伝わされていたので、「お冷や」には五月蠅いです(笑)。
当時は、今みたいな「ミネラルウォーター」なんて言うのは殆ど無い時代だったので、うちの場合は金属製のポットに氷を入れて、水は水道水でした。ただし、氷は製氷機の氷では無く、氷柱(四角い氷の塊)を氷屋さんから購入していて、これをアイスピックで砕いてお冷やのポットに入れたり、アイスコーヒーを作るときは濃いめに入れたコーヒーをこの氷柱をある程度のサイズにしたものを鍋に入れて、そこに一気に淹れ立てのコーヒーを注いで急冷していたので、ひと味違うお冷ややアイスコーヒーを提供していました。水も「水道水」とは言いましたが、水道の蛇口が繋がっているのは自宅の敷地から飲料可能な地下水(天竜川の伏流水だと思う)が出ていたので、これを簡易水道として使っていました。その水を使って、お冷やにしたりコーヒーを入れるときもその水を湧かしてサイフォンスで淹れていたので、やはりひと味違っていたはず。だから、「美味しい」と何倍もお代わりするお客様も少なくありませんでした。
グラスにしても、お冷や用のグラスは記事の中で千葉の「珈琲屋からす」で使用しているものと同じ形だったことは記憶にあります。佐々木硝子製のものだったかどうかは、既に処分しているので分からないけれど、多分同じ物じゃ無いかなぁ。うち以外にも、喫茶店に入ると数軒に一軒くらいの割合でこのグラスに出会うくらいよく使われていたグラスですから。多分大量に使われていて、価格も安かったんじゃ無いだろうか。で、うちも同じくグラスに氷は入れずに、常に冷えた氷水の「お冷や」を、ポットから入れていました。多分、例えばコーヒーカップだと珈琲の色が付いたり、紅茶カップだと紅茶の渋が付いたりするけれど、このグラスに入れるのは「お冷や」だけなので、元々そんなに汚れることは無かったと思います。だから普通に洗って拭いて乾燥させれば、常に綺麗なままで使えた気がします。それでも、どうしても水垢とかは少しずつでも残るだろうから、時には漂白剤とかに漬けていたのかなぁ。記事の本題に戻ると、やはり気配りが出来ている居心地の良い喫茶店や飲食店は、最初から最後まで、そういう雰囲気の中でサービスされているから、お冷やにしても一寸違うと言う事なんだと思いますね。うちはランチもやっていて、その場合は最初にお冷やを出して、ランチの注文を出すときにはお茶を付けて出したりしていましたから。まぁ、その程度の事を「手間」と考えるか「当然のサービス」と考えるかで、お客さんとしては居心地が大分違うと思います。お冷やじゃないのですが、うちのお店は「お絞り」は業者さんから配達して貰うのでは無く、お絞りの手拭き用のタオル地のものを大量に購入して、毎日洗濯をしてまだ湿っている間にクルクルと巻いて保管し、それを加湿器の中で蒸して提供していました。そのお絞りを巻くのが、私の仕事だったりしたから、だから今でも布製のお絞りを出されると、使った後につい手元で「クルクルっ」とまき直してしまう悪い癖があります(笑)。最近は、コロナ禍もあったりしたので不織布のものや紙ナプキンのものが殆どになりましたが、たまに高級なお店に行くと布のお絞りを出してくれるので、その時にはホッとしますね。まぁ、その後美味しいものを頂いて会計するときには「ギョッ」とするんだけれど(マテ)。

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