素晴らしい。「閣僚らへのヤジを制止し、持ち時間を超過して質問を続ける野党議員に声を荒らげて注意するなど、議事進行では公平さを重視」/30年ぶり「野党委員長」に存在感…見せ場演出の安住衆院予算委員長、立民内の抵抗路線は抑える https://t.co/Jt7JzGlRWO
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) March 5, 2025
「立場が人を育てる」というのは、一般の会社でもよくある話で、自分自身も会社で責任ある仕事を任されたときの気持ちとか、逆に自分が後輩に責任ある仕事を委譲する時には、やはり気持ちが切り替わるし、その経験が次に生きてくることは何度も感じています。以前は、新聞記事に「○×△」を書いて張り出していたような人でも、国会の中での最重要委員会である「予算委員会」の委員長を任命されたら、そりゃぁ本人も気を引き締めて当然と言えるかも(笑)。
ただ、じゃぁこの人の今回の采配が特別なこと、特異なことだったのかと考えると、実は以前の与党議員の委員長時代だって同じ事はやっていたわけです。「同じ事」というよりは、自分が見ている範囲では、野党議員に配慮しすぎの部分が大きい様に感じるのだけれど、それでも野党は「多数の強行採決」とか批判していたわけです。それを、野党政党の委員長が同じ事をやったら「公平な采配」みたいな事を言われるわけで、それはちょっとおかしいだろうと小一時間。
よくよく考えてみたら、この人達は15年位前には「与党」であり、与党議員としてこれら委員会を運営したわけです。今回評価(?)されている安住氏だって、その経験者の一人。実は個人的には、民主党が与党から野党に再び転落したときには、与党経験を生かして建設的な野党に成るんじゃ無いかと期待もしたんですが、野党に戻ったら与党経験などはなかったかなよ宇な先祖返りで、再び文句しか言わない無能な野党に逆戻り。 その時に「この人達の再登板はないだろうなぁ」と感じましたが、結果今の所はそのまま。逆に当時の民主党から別れた国民民主党が先の衆議院選挙では躍進しましたが、ここもいざ政策実現の機会を貰っても、何か変なロジックで折角のチャンスを自ら潰すような感じだし。
二大政党制のアメリカの政治の様子を素人ながら眺めていると、民主党、共和党、いずれの政党が政権を担っても、多分大元の所は変化はなくそれなりの安心感がどちらの政党支持者にもあるから、政権交代を容認するし場合によってはそれによって活を入れるような事も容認しているような気がします。日本の場合も、再度野党に転落した民主党が、自分達の3年3ヶ月の与党経験を反省して、ここは良かった・ここは駄目だった、今後はこうする、自公とはここは容認できるが、これとこれは反対、みたいな共通項と独自部分を明確にすれば、若しかしたらもう少し早く与野党拮抗の機会がうまれたかもしれない。でも、野党に戻って10年以上過ぎるのに、党勢は今だ回復せずに逆に支持率は低迷。それ故に、こんなことが大きな話題になるというのは、野党として恥ずかしい立場だと理解した方が良い気がします。まぁ、大きなお世話だろうけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿