2024年11月7日

トランプ大統領

日本時間で昨日開票が行われたアメリカ大統領選挙。直前までハリス候補、トランプ候補の接戦が伝えられたけれど、案外はやく接戦州でもトランプ氏が勝ち抜けて、日本時間の午後3時位にはほぼ当確が出たような状態に。選挙人数も多く接戦州でもあるノースカロライナ州やペンシルベニア州をトランプ氏が獲得して、ハリス: 188人 vs トランプ: 266人と、過半数の270人まで残り4人となったところで、フロリダのウエストパームビーチのトランプ陣営のHQで勝利宣言のスピーチが始まり、CNNのライブ放送をずっと眺めていました(英語の勉強ね-笑)。日本時刻で夕方4時頃(16:00)で、現地時刻では日付が変わった午前2時頃と画面に表示されていて、「そうか先週末にDSTも終わっていたなぁ」と、季節の変わり目も感じたりして。 しかし、トランプ氏つて78歳。そこそこの高齢なのに、午前2時3時に1時間近くもマイクを前にして元気にスピーチしている姿を見ると、この人の体の中には原子力エンジンでも入っているんじゃ無いかと思うくらい。その後夕方には過半数獲得が確定して、次のアメリカ大統領復帰が決定。さらに世界は混沌とした状態になるんだろうなあ... 安倍さんが健在だったらまだ良かったけれど、今の世界で彼の首に鈴を付けられるのは誰も居ないだろうなぁ...

その頃にはトランプ氏が獲得した選挙人の数が過半数の270人を超えて当選確実となり、また上院議員選挙でもトランプ氏の挙党が51議席を獲得して過半数獲得が確定。アメリカの場合、上院議員の方が力を持っているから政権運営に菅氏手かなりの援護射撃になりそう。そんなことをネットで見ながら、その間は日本の報道は見ていませんでした。前回のクリントンvsトランプの時もトランプ氏を散々こき下ろしていたし、今回も明らかにハリス氏優勢の報道を以前からしていましたからね。アメリカの報道がそう言う傾向で有ったこともあるかと思うけれど、実際に取材しないで現地の報道だけでニュース後世をしている雰囲気がプンプンでしたし。元々今回の選挙では、バイデン政権の間に物価高で生活困窮が進む低所得者層に対しての手当が重要というのは、自分みたいな俄ウオッチャーでも何となく分かるのに、そういう取材は事前には殆ど無くて、大体目にするニュースは前回のトランプ政権の「悪行」を提示して、その時代に戻るのかみたいな内容だったし。まぁ、日本の衆議院選挙も似たようなもので、自民党の不記載問題は「裏金問題」だけれど、野党の同じミスは「不記載」でお咎め無しですからね。選挙違反だって、自民党に対しては騒ぐけれど、寄り悪質な野党の違反に関しては一度報じてお終いなわけだし。

ネットでも散見されたけれど、本当に安倍氏が存命ならば日本の切り札になったのなぁという事は悔やんでも悔やみきれない。来週首相指名があって第二次石破内閣がスタートするんですが、これもネットでも言われているように「岸田外務大臣」というのは、目玉にも成るし対アメリカ対策にもなるし、外交問題は苦手言うか音痴とでも言うべき石破氏に取っては渡りに舟なのでは。でも、多分彼のプライドがそれを許さないだろうなぁ。来週かな、南米への初外遊の帰り道にアメリカに寄り、トランプ氏と会談を模索して居るみたいだけれど、トランプ氏側が「Who is Ishiba?」で終わりそう。トランプ氏が鉄オタだったら、もしかしたら気が合うかもしれないけれど、そんな雰囲気は無さそうだし。少し前に、麻生氏が渡米をしてトランプ氏と個別に会談したんですが、あの関係から先ずは攻めるのが一番良いんじゃ無いだろうか。ただ、岸田氏に対して以上に麻生氏に対しては頭を下げたくないだろうし、まぁ自ら失敗に突進していく感じかなぁ。多分過去の「安倍-トランプ」関係に対しての、皮肉やら批判やらもこれから発掘されてどんどん露出して行くだろうし、身から出た錆とは言えやはり迂闊なことは言わないのが吉ですね。

夜、TV朝日の「報道ステーション」がどういう伝え方をするか興味が有ったので見ていましたが、番組雰囲気がお通夜みたいな感じで、アメリカからの中継も予想外の結果みたいな感じで伝えているし、あぁこの人達も自分達の判断が正しいと思っていたんだなぁと痛感。やっぱり民主党は戦略を間違えたと思いますよ。ハリス氏よりも知名度のあるような、若い候補者を立てるべきだったと思うなぁ。まぁバイデン氏の撤退が急だったし選挙まで時間が無かったこともあるだろうけど、「バイデン色」も残るし、副大統領というポジションも、新しい公約を言えば「何故今それをやらない」と言われるのも当然だし。ところで、トランプ氏の人気は来年1月からの4年間だけなんですね。アメリカ大統領の任期は「2期8年間」と決められているので、既に「1期4年間」を務めたトランプ氏は残りの「1期4年間」で退任しなければならない。これはこれで、トランプ氏が好き放題する理由にもなりそうで恐いなぁ。それならそれで、バイデン氏退任までの残り2ヶ月余りの間に、ウクライナ支援とか様々な法律・契約に署名をして成立させて、4年間は困らないようにしておいて退任してくれないだろうか。まぁ、そうしてもトランプ氏の場合は、それらを覆す制令に直ぐに署名しそうだけれど。考えてみたら、世界の国々が少し前の安定していたような状態から、新しい世代や勢力へと変化しつつ有る中、アメリカだけは一歩戻って以前の体制を選択したというのはある意味面白いと思いましたね。

0 件のコメント:

コメントを投稿