2024年10月20日

衣食分離

所謂「素泊まり」あるいは、朝食のみの夕食無しの宿泊形態で、人件費削減と顧客の満足度向上に繋げて収益がアップしているという記事(有料記事)。 実は、先日撮り溜めていて「マツコの知らない世界」で全国の道の駅の回を見ていたんですが、この中で本来立ち寄り場所休憩場所だった「道の駅」に、簡易宿泊所や最近ではフェアフィールドインが併設されることで、ホテルは寝るだけ、食事は道の駅みたいな分担が任期になっているというようなことを離していて、ますます「アメリカモーテル化」していくなぁと感じたところでした。

車社会のアメリカの場合、こういう低価格のホテルにはレストランはないのが普通で、朝食にしても入口のラウンジスペースに、コーヒー、ジュース、トーストが定番で、フルーツとかゆで卵があれば御の字という位。基本宿泊客は車で来て車で移動するので、食事は近隣のレストランに言ったり、スーパーでお惣菜とか買ってきて食べる物。日本の特に「旅館」形式の宿泊所だと、殆どが朝夕食事付きのプランが殆どですが、朝は兎も角夕食の選択肢が無いことが結構海外からの人には不思議だし不満に感じるという話しは以前聞いたことがあります。1回なら物珍しさもあって良いのだけれど、それが2日、3日と続くと飽きてしまうらしい。大規模なホテルで複数の種類のレストラン等あればまだしも、なかなかそんな環境を準備出来るわけでもないですし。

どこだったか忘れたけれど、山間部のペンションなんかが、食事の選択肢として近隣のレストランと提携して、そちらを希望したら夕食や朝食は準備しないみたいなシステムを、地域で作っているというような話も少し前に聞いた記憶があります。あるいは、最近ではデリバリーも普及して居るので、Uberで部屋まで届けてくれるサービスと組み合わせても良いんじゃ無いだろうか。アメリカのモーテルだと、部屋に宅配ピザのカタログとかおいてあることは珍しく無いですしね。ただ、地方などで周りに飲食店が少ない場所だとか、車がないような状況の時には困ることもあるでしょうね。それこそ、都内だとか大都市圏ならば、レストランがなくてもコンビニがあればなんとかなるし、それこそ素泊まりでも全く困らないけれど、これからはホテル単体でのビジネスから、周りの飲食店や娯楽施設も巻き込んでの「地域宿泊」みたいな事を考えていくのが良いかもしれませんね。

それこそ大都市圏ならば公共交通機関も発達しているので、飲食店がホテル近くに有る必要も無いわけですし、有名店と提携していく様なプランは多分もうあるんだろうな。逆に飲食店を併設しているホテルは、稼働率を上げるためにも他のホテルからの利用者を増やすために利用して貰うようなことも考えるんじゃないだろうか。それの地方版として、道の駅と宿泊施設の協力は良いかも。そこにレンタカー会社も絡んでいけば、足の確保も出来るわけだし。そうそう、道の駅併設のMarriottのフェアフィールドインですが、最初は5~6箇所だったと思うんですが、今は全国29箇所にも広がっているんですね。いつの間にか増殖している(笑)。しかもURLを見たら「fairfield-michinoeki」で始まり、最後も「michi-no-eki-notels」と「道の駅ホテル」に特化しているんだぁ。自宅近くからだと、岐阜か三重のホテルが近いのですが、車も買い換えたし一度位行ってみようかなぁ。

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