東海道新幹線開業60周年。私が生まれて少し物心つき始めたころなのと、一回目の東京オリンピックに向けて国中で建設に集中していたような雰囲気もあり、凄いイベントというかブームだったように思います。最初は物珍しさで満員で、そのうちに東西の大動脈として、日本の経済だけで無く国民生活に欠かせない社会基盤になりましたよね。自分としても、リモートワークを初めてもう20年以上たつけれど、これほど新幹線にお世話になるとは思いも寄りませんでした。
今回NGO-SINの旅行の時、早朝に名古屋駅を利用しましたが、駅構内で号外を配っていて、「あれ、何か事件、大谷さん?」と思ったら、「東海道新幹線開業60周年記念」の号外でビックリ。いゃ、確かに大きなニュースだろうけど、号外まで出すか、と心の中で苦笑しながら名鉄名古屋駅へ向かいました。そう言えば浜松駅の新幹線口のところに、新幹線と一緒に顔出し写真が撮影出来るパネルが展示されていたなぁ。本当は、この60周年以前に、成田リニアとか中央リニアとか、次世代の「新新幹線」が運用されていたのかもしれないけれど、歴史は時に先に進みつつ、また足踏みすることも多いという事なんでしょうね。
60年の間に、東海道新幹線のスピードアップ もされて、当時は東京-新大阪がひかり号で3時間以上だったものが、今ではのぞみ号で3時間を切る速さに。本数も、のぞみ、ひかり、こだま、の3種類がほぼ限界まで年末年始等では走っているわけですが、最大で3分間隔で高速電車が行き来する鉄道網なんて、やはり新幹線しか考えられないですよね。それを維持して安全運行を続ける努力は大変なものだと思う。ただ、60年も過ぎるとやはり色々限界も生まれてくるわけで、最近では土積みの高架が雨に弱いという事や、線路が直線で無かったり市街地を通過するために最高速度が285km/hまでとか色々制限が多くて、やはりリニア新幹線を開通させて余力が出来たところで、抜本的な改修が必要でしょうね。
浜松にはJR東海新幹線の工場があって、たしか新幹線の線路では唯一の踏切があったりする珍しい場所でもあるんですが、そう言う意味では浜松にとっては新幹線とゆかりも深い土地だと言えます。まだまだ頑張って貰いたいですよね、新幹線には。
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