2024年8月24日

歯磨き励行

私が新入社員として入社して配属された研究開発部門の施設には、保健室みたいな部屋があって、ここにはX線撮影機の部屋とかもあり、さらに歯科診察専用の部屋もあって、週に何回か歯科医さんが来て診察や治療をして貰うことが出来ました。緊急以外の治療は、確かその社員のかかりつけ医への紹介が基本で(回りの歯科医院の仕事を奪ってしまうことになるから)、一番の目的は定期的な歯の検診で、その時に歯石除去などもしてくれるので、私も定期的に利用していました。ここで歯間ブラシとかフロスを知り、結構使う様にはなったのですが、ただその後、経済が停滞して会社の経費削減も厳しく進められて、こういうサービスも終了してしまい、それ以降口腔ケアはおざなり状態になったのがトラブルの原因。

10年位して、高校生の頃に治療した右奥歯のブリッジの調子がだんだんと悪くなり始めました。ブリッジを掛けて、もう20年、30年と過ぎていて、両側の橋桁にあたる歯の状態も悪くなり、その回りも歯肉炎になっていたようです。丁度そのくらいに、いろいろあって浜松の自宅に戻っての在宅勤務(=リモートワーク)が始まりこちらでの生活がスタートしたのですが、それ位からどうしてもその右奥歯が痛くて我慢ならないくらいの状態に。25年位地元を離れていてかかりつけ医等も無い状態で、そこはGoogleで回りの歯科医院を調べて、一番近いところの歯科医院の評判が良くて、しかもその時に入れようかと思っていたインプラントの実績もあるとのことだったので、以来その歯科医院にお世話になっています。その痛かった右上のブリッジは、直ぐに外して根治治療を半年くらい実行。良くなったところでインプラントの土台形成をして、インプラントが入ってブリッジの橋桁の歯に銀歯を被せたりして完了したのが、さらに数ヶ月後だったかな。いらい快適な状態が続いています。ただ最近は、そのブリッジの橋桁の奥歯のもう一つ置くに親知らずがあって、その部分の磨き方が少し足らなくて少し歯肉炎になりつつあるので、二月に一回のインプラントの状態確認と口腔ケアの通院は欠かせませんが。

基本歯科医院で2ヶ月に一回歯石除去とか口腔ケアをしてくれるのですが、それだけでは足りないのでインプラントを入れたときから歯磨きの励行と、同時に再び歯間ブラシとフロストの励行をするようにしています。少なくとも朝晩の二回は歯間ブラシとフロスは使用するようにしています。後は歯ブラシも、通常の平形の歯ブラシだけでなく、奥歯の回りとか歯の裏側も磨けるようにタフト歯ブラシも使用しています。お陰で歯科医院での歯肉炎チェックでは殆どが2で、時々奥歯の裏側が3とか4に成る感じ。歯垢の状態も、毎回4~6%位で一桁台をキープしています。それでも年齢の事もあるから油断できないけれど。こちらの記事で紹介されている映像は、結構日頃のお手入れが足りない気がしますが、これくらいの状態でもまだ出来ていない人も多いんだろうなぁ。私は、ブリッジで痛い思いをしてそこからインプラントにして快適になり、その時から始めた口腔ケア習慣がもう体に染みついているので、忙しいときには歯磨きだけの時もありますが、時間のある時の朝と夜はしっかりケアするようにしています。それでも、歯磨きした後に歯間ブラシを通したら、どこに隠れていたのかと思うような肉の線維とか筋が取れたり、ホウレン草とか野菜の筋が出てきたり、ナッツの噛み砕いた欠片が飛び出てきたり、結構ビックリします。そういう作業をして綺麗になった思ってベッドに入っても、翌日目が覚めると口の中に何か違和感があるなぁと思ったら、どこかに隠れていたナッツの欠片が舌の上に乗っていたり(笑)。彼らも生き残るのに必死なのだろうか(マテ)。

最近では歯周病菌が腸内活動に影響するとか、さらには血管に入って脳に入ると痴呆症等の原因になるとも言われて、それもあって口腔ケアだけはここ10年以上しっかりするようにしています。インプラントも、その後反対側にも入れて2本入っていますし、昔の虫歯が悪化して銀冠を被せたりと、治療は続いているけれど、今の所特に問題も無く咀嚼も出来るし、もう少し美味しいものを楽しむ余裕はありそうです。そう言う事もあって、昔は歯ブラシなどはホテル備え付のものがあれば十分と思っていましたが、今では自宅の歯ブラシ(平ブラシとタフトブラシ)に、歯間ブラシとフロスは必需品で、チェックインするとまず洗面所にこれらを並べていつでも使えるようにセットするのがルーティンの一つ。昔のCMで「芸能人は歯が命」というのがあったけれど、歯は誰にとっても大切。特に高齢者になればなるほど歯を失うリスクは高くなるし、前述したような他の病気との関係もありそうなので、これからますます口腔ケアは欠かせないと思います。私は毎月1日に歯ブラシを新品に取り替えるのですが、そういうコストも含めて健康に投資することは決して無駄にはならないと思いますね。 

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