2024年6月15日

院内Wi-Fi

昨日地元の大学病院へ検査のために通院したんですが、ちょっとビックリしたのは病院内の一部フロアで院内Wi-Fiのサービスが始まっていたんですよね。外来検診を実行している場所が対象で、B1Fから2Fまでの3フロアーで病院内の共通APに指定されたPWでアクセスして利用出来るようになっていました。Pingとか打ってないけれど、多分まだ利用者数が少ないからでしょうか、パフォーマンスは結構早いです。

この大学病院、結構大きな建物で、いったん中に入ってしまうと窓際でもスマホの電波が入りづらい環境でした。また、以前はスマホ利用は周りに迷惑を掛けない状態ならばOKでしたが、無線Wi-Fiの利用は「不可」だったんですよね。だから、タブレットとかでポケットWi-Fiとかにテザリングしての利用は駄目でした。それがいつの間にか院内Wi-Fiが利用できて、しかも快適に通信出来るようになっていてビックリ。実は、B1Fで検査があるのですが、大きな建物の地下という事で、ここに降りて検査までの時間を待っている間は電波暗室みたいな状態で、スマホは全く使えない状態。それがいきなりWi-Fiに接続して、普通にメールのやり取りとかブラウジングが可能になるわけですから、多分利用者からのリクエストが多かったんじゃ無いだろうか。大きな病院ですから、待たされる時は1時間2時間と長くなる場合も有りますし。 

別の大きな病院では、数年位前からやはり院内Wi-Fiのサービスが提供されていたんですが、PWを入手するためにはその病院のLINEに登録をしてPWを受け取る仕組みになっていたので、私は利用したことが無かったんですよね(LINE未登録者なので-笑)。その病院も、やはり院内に入ってしまうと通常のWANの電波は殆ど通らず不便な思いをしていましたが、そこは病院という施設の性格上、静粛性は必要だし医療機器に対してのEMC/EMI対策も必要だろうから、それは仕方ないかなぁと思っていました。ただ一方で、最近はそういうEMC/EMI対策済みの機器は普通に使用されているわけで、スマホ程度の出力ならば殆ど影響しないとはず。以前はバスとか電車の中で、ペースメーカー利用者のためにスマホの電源を切ると言う事が強く言われていて、それは今でも変わらないのだけれど、実際には電波の強度は距離の二乗に比例して減衰するので、乗車率200%位の混雑時に、それこそ密集して体が動かないような状態になり、スマホとペースメーカー等の機器が正対して密着するような状態にでもならない限り、普通は問題にならないという話も聞いたことがあります。以前はかなり五月蠅くスマホオフを言われていた航空機内であっても、最近は機内Wi-Fiの利用は普通に行われていますからね。

勿論、そういう通信設備・ネットワーク設備が利用可能だから何でも許されるわけではなく、やはり病院という場所柄利用する程度は一般的な例えばスタバとかのフリーWi-Fiとは状況は違うと理解しないといけない。メールチェックとか、スケジュール確認くらいは問題無いけれど、VoIPのアプリで通話するとか、動画再生をして時間を潰すとか言うのは、ちょっと遠慮するべきでしょうね。まぁ、動画再生は音が漏れないようにイヤホンを利用するとかすればまだ許されるかな。特に子供と蒲池次官を我慢できないような時には有効かも。そう言えば、以前病院内でたまたまWi-FiのAPの一覧を表示した(してしまった?)時が有ったんですが、明らかに病院関係者が利用しているだろうと思われる名称のAPがあって、「あぁ、院内でもWi-Fi利用しているんだ」と驚いた事がありました。確か当時でも、有線ネットワークのサービスは病室にも提供されていて(オプション料金が必要だった思うけれど)、Wi-Fiで無ければネットワークアクセス可能だったので、情報端末の使用自体は問題無い。それも、更に昔はそういう情報端末の持ち込み自体が禁止されていたと思うので、やはり最近の端末やデバイスの性能向上も貢献しているんでしょうね。逆に言えば、そういう場所でもWi-Fi利用の要求が生まれるほど、今の時代はネット接続が前提になっているとも言えそうですね。

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