2024年6月26日

明と暗

国内フットボール関係で、明るいニュースと暗いニュースが...

明るいニュースは、国内アメリカンフットボールのメッカの一つでもある、富士通スタジアム川崎(旧川崎球場)の整備が進み、とうとう野球場時代のイニング形式の得点掲示板がなくなり、どうやら大型の映像装置が秋までに設置されるらしい。 

バックスクリーンには、アメフト用の計時はあったものの、お昼頃には太陽光が直射日光が当たると見えなくなったり、途中で計時が故障することも稀ではなく、随分と不評を買っていた部分でした。フィールドが人工芝に改修され、スタンドも片側2000名規模に改修され、昔の川崎球場時代からの照明灯も撤去されてLED照明灯になるなど、時間は掛かっている物の徐々に改修されてきて、やっと最後のピースが埋まった感じ。最近のアメフトでは、国内の試合でもビデオリプレーが標準に成りつつあるけれど、それだけで無く好プレーのビデオリプレーとか、色々演出にも使えるような映像装置がはいるのだろうか。気になるのは、これまでよりも多機能高品質になるのは良いのだけれど、それを操作して活用できるだけの人材(まずはスタッフの人数)が準備出来るのか、それが心配。いずれにしても、秋の試合は新しいビジョン装置で盛り上がることを期待したいですね。

一方で暗いニュースも。元々は航空会社のANAを母体として発足して、昨シーズンX1 Areaに昇格した西地区の「初田防災設備ホークアイ」が、部員数の確保困難という理由からチームを解散し、NFA(日本社会人アメリカンフットボール協会)からも退会するというニュース。一時期は、最上位リーグのXリーグ(通称X1)にも所属していたことのある力のあるチームで、大学の著名選手も多く所属していて実力もあり、だからこそ昨シーズンX1 Areaのチーム数増加のための優待措置はあったにしても、X2から昇格出来たと思うのですが。理由は不明だけれど、選手が離脱しているような噂は昨シーズンから何となく耳に入っていて、春の公式戦にも出場がなく、結局リーグ戦のスケジュール決定にも影響したような雰囲気。これまでも数多くのチームが解散して来ましたが、中には合併という形で生存して現在に至るチームもあるので、何とか違う形でもチーム存続が出来なかったか悔やまれるところですが。

今の国内アメフトチームで、何の憂い無く活動出来ているチームって、多分無いんじゃ無いだろうか。企業チームである、富士通とかパナソニックだって、会社の業績とか何かの理由で着られる可能性もあることは、過去の企業チームの変遷を見れば明らかだし、今年に成ってアサヒビールやアサヒ飲料からスポンサー支援を受けていた、シルバースターやチャレンジャーズもそのスポンサーが変わりましたし。こちらは、有る程度時間を掛けてスポンサー交代を進めていたようで、恵まれていたこともあるんだろうけど。企業知名度アップや色々な理由から、スポーツチームやスポーツ選手へ投資・支援することを希望する企業は、決して少なくないと思うのですが、なんせ露出度が少ないアメリカンフットボール。年間の試合数だって、春と秋合わせても10試合行くかどうかなんていう状況では、なかなかスポンサーするのも大変。アメリカでは、テレビ放送を利用してその希少性=試合数の少なさ、を補うエコシステムの確立に成功して、それが今のNFLやカレッジフットボールの成功に繋がるのだけれど、日本では今からそう言う事も無理だろうし。一番の可能性は、大谷選手のようなNFLで活躍するような日本人選手が登場する事だけれど、まだまだ難しい。それでも、最近では米国の高校や大学に進学して、NFL入りを目指す選手も増えてきているし、NFLとは違うけれどCFLで活躍できる日本人選手も登場しているので、決して遠い未来の話では無いと思うのですが。その為にも、国内のアメリカンフットボールはなんとしても維持していかないと。その為には、まずはどのチームもファンが満足氏照れるような試合をすることなんですよね。 

0 件のコメント:

コメントを投稿