二週間くらい前でしょうか、外に出る勝手口のドアの縁に、こんな物体がついていることを発見。多分蛾のさなぎだと思うんですが、なんでこんな所にと不思議な光景。この周りの地面はコンクリートですし、ドアはアルミとかステンレスとか金属製ですし、そこに細い白い糸2本でぶら下がっているというかくっついているというか。
気がつくまでは普通にドアを開け閉めしていて、時には一寸強めに「バタン」と締まる時も合ったはずですが、良く耐えていたなぁと自然の力強さに感動。勿論、見つけて以降は出来るだけショックを与えないように静かに開け閉めするようにしましたが、やはり気になります。見つけて最初の数日はやはり気になりますから、状態を気にしつつドアの開け閉めをしていましたが、そのうちに日常の光景になったからかすっかり忘れてしまいました。
で、数日前に「そう言えば」と思いだして見てみたら、あらら、いつの間にか羽化したのか背中が割れていて、皮も茶色に乾燥していました。一週間とは言わないけれど、羽化して数日は確実に経過しているでしょうね。羽化の瞬間を見ることは多分無理だろうと諦めていましたが、攻め手羽化直後の状態くらいは確認したかったのでかなり残念。今でも不思議なのは、回りにはそれなりに木もあるのに、なんでよりによってドアの端にくっついたんだろうか。本能的に、雨風に影響されにくい場所という認識をしてこの場所を選んだのだろうか。もしそうならば、自然の知恵というか本能というのか、なかなか侮れないと思います。自宅の周りは、昔は畑と田圃と雑木林敷かないような環境だったけれど、今はかなり宅地化が進み自然が失われてきていますが、それでも都会なんかの状況に比べたら「自然の中で生活している」と言える程度は十分あります。中には、ちょっと迷惑な来訪者も多いけれど、こういう訪問者なら静かに見届けてあげたいですね。
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