小林製薬「紅麹」もアベノミクスの〝遺産〟かhttps://t.co/slR3aqqwTl
— 毎日新聞 (@mainichi) March 30, 2024
安倍晋三元首相のアベノミクスの一つとしてできた「機能性表示食品」の制度。
スタート時から安全性が担保されるのか懸念されていました。経緯と問題点をまとめました。
まぁ、何が何でも「アベノセイ」にしたい毎日新聞としては、こう言う「事実」を嬉々として指摘して溜飲を下げているのだろうか。正直、それなりに知られたメディアとして、その記事内容よりも、みっともない行為だよなぁと言う気がする。
肝機能障害や死亡者まで出ていると騒動になっている小林製薬の「紅麹」問題。なかなか直接の原因が見つからず、現時点では青カビから生成される「ペブルル酸」が見つかり、これが問題と関係するのではと検証が始まったところ。本来混入するはずの無い青カビがベイ麹製造ラインに混入し、さらにその青カビが「ペブルル酸」なる殆ど知られていないような毒素を生成して、それが胎内に入る事で色々な障害を起こしている、と言うのが一つのシナリオらしいけれど、先ずどの様に青カビが混入したのか、その経路確認すらまだ済んでいないわけで、まだまだ時間が掛かりそう。
一方で、「紅麹」なるものは、実は私は今回初めて耳にしたのですが、もう何百年も前から日本の発酵技術の中では使用されていたものらしい。「麹」菌の一種ならば、何かの貯蔵な発酵なりで使われて、その結果人間にとって有効だから何百年も使用が続いていたんだろうし。そう言う意味では、今回の件もその「紅麹」が突然変異で変化して急に害となる物質を生成したのでなければ、製造工程の不備なり不十分が原因となるわけだから、「紅麹」には罪は無いし、問題のロット以外の製品に関しても、昨日としては問題無いはず。ただ「紅麹」「機能性食品」「小林製薬」など、ニュースやメディアに登場した様々な言葉は今後も暫くは風評被害を受ける事は確実だろうから、まだ原因特定すら出来ていないこともあり、この後長く続く問題になりそう。
「機能性食品」という分類・定義は、第二次安倍政権時代に規制緩和の一つとして、特定機能性食品の用に国の承認を取らずに企業責任で製造販売可能な分類というもの。特定機能性食品の開発や製造には、多額のお金の時間が掛かるため、大企業以外の参入が難しく、それ故に中小の技術はあるけれど販売製造が難しいような企業に対しての門戸開放という目的だったらしい。確かに、通販番組などを見ていると、様々な「機能性食品」が販売されていて、まぁ健康には目がない日本人の特性にピッタリした商品なのかも。出、そう言う仕組みを作った安倍政権は怪しからんと言いたいらしいけれど、仕組みそのものに欠陥があるならまだしも、今回はどう見ても製造工程の問題と思われる事象なのだから、問題点はそこでしょう。それを言うならば、最近問題になっている公金支出支援事業の不透明性など、もっと追求されるべきだと思うけれど、そういう所にはツッコミを入れないメディア。毎日新聞としては「今回の食品添加物は、機能性食品として製造販売されているもので、その仕組みを作ったのは第二次安倍政権という事実を報じたのみ」とか言うんでしょうね。一つ一つは事実だろうけど、それらをくみ亜割ることで誤解を生むような情報に仕上げるのは、今回の紅麹には問題無いけれど、それらを利用して製造したら予想外の問題を誘発してしまった、というのと同じ事だと思う。つまり毎日新聞社にも、この情報の「製造責任」がある事を自覚しなければならないけれど、多分そんなことは一切考えていないのだろうなぁ。
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