2024年3月26日

灯台下暗し

 日本時間の今朝7:00前に行われた、L.A. Dodgers大谷選手の会見。その詳細は各メディアで報道されると思いますが、結論から言えば大谷選手は今回の賭けに関して全く知らなかったし関係していない。全て水原氏が独断で行い、韓国での開幕戦後のミーティングで初めて知った、という所でしょうか。まぁ、大谷選手の人柄だとか、色々大人の事情等も考えると、それ以外の発言は無いだろうなぁとは思うけれど、その韓国での開幕戦後に今回の件が報道された時の状況とも、ほぼ一致する内容だけに、今後よほどの事が無い限りは大谷選手は今シーズンに集中することに専念して欲しいですよね。

個人的に気になるのは、水原氏が勝手に大谷選手の口座から送金をした、というところで、どの様に口座管理をしていたのか、その当たりの詳細は今後追求される部分なのかなと思います。以前の報道で、10億円程度の預金が入っている活動に必要な支出用の口座があるという話が出ていましたが、それは移動だとか日々の支出だとか、多分税金申告に使うような口座であれば、チケットの手配だとか身の回りのサポート等もしていたであろう水原氏が、その口座にアクセス出来てもおかしくは無いし、そこから違法に支出していたというのはあり得る話だと思います。私も、個人の口座以外に仕事というか色々支払などの口座は分けていて、確定申告時にはそちらの口座の支出ですべて必要な経費計上出来るようにしていますが、多分何十何百億円も入っている口座一つだけで生活していると言うのは考えられないですしね。

すでに米国の税務当局と警察が捜査に動いているので、これ以上の情報は出てこないだろうし、水原氏側からも同様でしょうから、このまま成り行きを見ていくしかないでしょうね。ただ、多分数年前から大谷選手の口座から不明朗な支出が有ったはずで、それに気がつかなかった大谷選手本人や、多分代理人や大谷選手のスタッフの責任は、何か言われるかもしれない。そう言う意味では、一番最初に水原氏がESPNのインタピューに90分間も答えていたのが今回の発端なんだけれど、なんで誰もそれに注意を払わなかったのだろうか。想像ですが、最初水原氏自身は合法的な賭博だから問題無いと誤解してインタビューに答えたのでは無いかなぁ。だから、お金に関しては自分の行為を伏せて大谷選手から融通して貰ったという話をしたのでは無いかと。ところが、合法どころかカリフォルニア州では違法であり、さらには大谷選手の選手生命を奪うことになりかねないという認識を得て、発言を180度変えたというか本当の事をその後説明せざるを得なかったのかなぁ。

日本ハムからMLBに挑戦した時から、大谷-水原の二人三脚で行動をして、しかも単に選手と通訳という関係以上のものを、我々ですら感じるくらいの関係を構築していただけに、やはり大谷選手の心の傷は大きいでしょうね。苦しいだろうけど、それで潰れる程度の選手では無いと思うし、ある意味被害者であるわけだから、そこは気持ちを切り替えてシーズンに集中して欲しいですよね。それが、ある意味水原氏も救われる事になるんじゃ無いだろうか。いずれにしても、大谷選手には野球以外のことで患わせたくないし、野球に関してはとことん追求して欲しい。

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