2024年3月24日

配膳位置

ここ数日、ネットのTLで話題というか議論というか、大きく取り上げられていた「ご飯と味噌汁椀の位置関係」の話。自分の所もそうですが、関東地方だと左手前にご飯茶碗、その右隣右手側に味噌汁椀を置き、その後ろ(奧)に主菜のお皿とか副菜の小皿とかを置く配置。一方関西では、左手前にご飯茶碗は同じでも、味噌汁椀はそのご飯茶碗の後ろに置かれて、左側に縦に並ぶ配置が標準らしい。で、右側には主菜や副菜のお皿が並ぶという配置具合らしい。


こちらの元記事の地図を見ると、 静岡県は関東バージョンで、愛知県から九州の福岡に掛けては関西バージョンが主流らしい。でも、大阪とか福岡とか何度か行って食事をしたことがあるけれど、縦に配置されて提供された記憶は余り無いなぁ... 

関西の「縦配置」は、多分左手でご飯茶碗・味噌汁椀を手に取り、右手のお箸で口に運ぶ、という動きを考える手最適化されたものかなと言う気がします。関東の「横配置」は、コレは完全に個人的なこじつけですが、左手でご飯茶碗を持ちつつ、右手で味噌汁椀を手に取って、そのまま口に運んで味噌汁を飲む、という行為を中心に考えて配置しているのかな、と。まぁ、食事時の行儀としては、余り良いものでは無いけれど、昼時とか急いで食べたい時には、そして具沢山のお味噌汁で無ければ、関東式の方が効率的かなぁ...

で、ここでふと思うんですが、関東・関西どちらも「右利き前提」の配置ですよね。左利きの人にしたら、特に関西バージョンの縦配置だと、かなり取りづらいので、左右入れ替えないとおちおち食事も出来ないのでは。そう考えると、まだ関東バージョンの横配置ならば、そのままでも何とかなりそうかも。和食の場合、ご飯茶碗や味噌汁椀のように、「手に取って食べる」ものと、主菜等が乗っている大きめのお皿とか小鉢なんかは、手に取らず置いたまま食べることを考えると、一方に偏っている関西バージョンの配置よりは、左右に均等に配置される関東バージョンの方が、その和食の食べ方としては便利なのかな。

あと地図を見ていて思ったのが、緑陣地の中にぽつんと存在する福島県とか、逆に赤陣地の中の徳島県とか、こう言うのってどういう理由があるのかちょっと知りたい気がします。どちらの配置・方法が良い悪いのでは無く、何故そう言う傾向が生まれて続いているのか、結構意外な理由とか原因があったりするので、そっちの方が配膳位置の違いよりも興味深かったりします。

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