とうとうJR東海が、リニア新幹線の品川-名古屋2027年開業を断念するという記事。本来ならば10年位の予定で建設が想定されているのに、未だに殆ど着工していない。仮に2025年の次の県知事選で川勝知事が交代して、新県知事が直ぐに認可をだしたとしても、リニア新幹線の開通は2030年代になる事は確実でしょうね。
何が気に食わないのか分からないのだけれど、個人的には川勝県知事の個人的な思惑というか、「反対し続けること」が自分自身の「Raison d'etre(存在意義)」だと信じ込んでいるようにしか見えない。いゃ、最初の頃は、確かに大井川の源流近くを工事するのだから、工事中に流出した水資源を戻すなり担保するなりを要求する事は、まぁ当然の話だと思っていました。それがそのうちにどんどんエスカレートしていって、湧き出た分の水を戻すという話から、湧き出た水を全部戻せ見たいな話になり、さらには水が湧き出ないように工事しろみたいな話にもなり、それが有る程度目処が付くと今度は南アルプスの自然環境がと、どこかの国みたいな「ゴールポストを動かす」話を続けるばかり。
「静岡県民は何を考えているんだ」と、ネットやTLでは何故かとばっちりのお叱りを受けるのですすが(苦笑)、何故か選挙では対立候補を圧倒して得票をして勝利しているんですよね。それが個人的には凄く不思議。婦人層の人気が高いと言うけれど、うーん何故だろうか。地元経済界では、静岡県最大のコングロマリット(多分)「鈴与」や、自動車メーカーのスズキ等が支援しているらしいのだけれど、どちらの業界にも特に何か貢献したというような記憶は無いけどなぁ。それに物流とか自動車関係ならば、こういう交通機関の導入というのは重要な目標だと思うのに。仮に、ルートがもう少し違っていて、静岡県内にもリニア新幹線の駅が出来ていれば、かなり対応は変わっていたんだと思うけれど、駅は無くて通過するだけというのも、彼としてはカチンときているんでしょうね。だからそれなりの保障というか、「利益をよこせ」というのが彼の気持ちなんでしょうね。
個人的に思うのは、元々は自分でぶち上げた「富士山静岡空港直下の新幹線駅」構想実現のために、JR東海が少しは色よい返事をくれるのかと思っていたら、全く梨の礫のけんもほろろなので、だんだんとエスカレートしていって現在に至る、と邪推するのだけれど。富士山静岡空港直結の新幹線駅は、一時的には評判にはなるだろうけど、実用上はこだま号しか停車できないだろうし、直ぐ近くに掛川駅とか静岡駅があるのに、その必要性も不明。さらに言えば、空港のある台地部分と新幹線が通過しているトンネル部分との間には、確か何十m位の距離(高低差)が合ったと思うので、垂直移動するだけでも結構大変だと思うし、同様の構造である新千歳空港とか福岡空港とか、あれくらいの利便性がないと話題にもならない気がする。どこかのタイミングで、リニア開通後の県内停車新幹線の増加を要求するのが、一番現実的だったと思うけれど、どこかで自分のプライドが傷ついたと感じたのだろうか。何かもう「意地」でやっているようにしか見えないんですよね。それ以外にも、舌禍を何度も繰り返しているし、もう一度リコール投票しても良いんじゃ無いかと言う気さえします。自分がこの世を離れる前に、リニアに一度位は乗車したいと思っていたのに、コレでは無理かなぁ... そうなったら、川勝知事を死ぬまで恨んでやる(マテ)。
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