品川区の小学校で配布されているiPad。当然SNSやアプリインストール、見られるサイトなどは厳しく管理され、外部への共有系も強く規制されているわけです。しかし安心してはいけません。長男が言うに「LINEがなくてもパワポで会話できる」とのこと。「パワポで会話」とは?… pic.twitter.com/WEVcrxhJxN
— アルファ実験教室 (@alpha_jikken) February 5, 2024
TLに流れてきた記事を読んで、思わず膝を叩いた「コロンブスの卵」的発想。小学校に配布されているタブレット(iPad)は、多くの機能が制限されていて、その中には今の日本では共通のコミュニケーションツールである「LINE」も含まれていません。でも、授業で使用しているパワーポイント(パワポ)を共有すれば、そのファイルがプラットフォームになり、「会話」は出来るというコロンブスの卵的発想。
Teamsにも、ホワイトボードという機能があって、これは文字通り参加者が自由にそのホワイトボードに書き込んだり写真やグラフィックを貼り付けたりして、会議室のホワイトボード的感覚でオンライン会議が出来るというツール。パフォーマンスとかユーザビリティの点では難ありと思うのだけれど、あれだって使い方を変えればLINEの代わりになるしなぁ。例えば縦に無限に長いホワイトボードを想定して、順番に上から下に書き繋いで行けば、LINEのメッセージとスタンプの代わりになるだろうなぁ。しかも、テキストよりも味があるから身内どおし何かのやり取りなら面白いかも。手書きというのも、案外最近のユーザーには受けそうな気もするし。
学校というのは、今結構大きなデジタルデバイスのマーケットで、だから各社売り込みに精を出しているんだけれど、法人ユーザーと違って一番の課題はユーザー(=生徒)によるデバイスの扱い方が半端ない(誉めていない)事。鞄入れて放り出すくらいは序の口で、なんでこんな部分が掛けるのとか曲がるのとか、状態だけ見ただけでは意味不明な状況が幾らでも出てきます。法人だと、会社支給の高価な機器という意識があるから丁寧に扱いますが、学生はそんなこと知ったこっちゃない。また、今回のパワポLINEの様に、制限が設けられていても何か抜け道を見つけてくるヤツが居て、その発想力と追求に対しての情熱は言葉がで無いほど。失礼ながらも、某国のユーザーは外部から遮断された環境の中で満足しているわけでは無く、こうやって抜け道抜け穴を探したり作ったりして、本音と建前を使い分けて居るんだろうなぁと変な感心の仕方をしましたね。
自分達の頃は、まだパソコンの「パ」の字も無いような時代だったけれど、工夫すると言う事では負けていなくて、色々区アイデアを考えてコーディングとかしていましたね。「貧すれば鈍する」じゃないけれど、追い詰められると何か打開策というか解決策が浮かんでくることもあるのは事実。プレッシャーが、思いも掛けないアイデアの切っ掛けになったり、案外ヤケクソでやってみたら上手く言ったと言う事も有るので、そんなに進められる方法では無いと思うけれど、そう言う経験や体験というものは、有る程度若いうちに獲得していると、その後役に立つ気がします。それが、若い頃の苦労は買ってでもしろ、みたいな諺にも繋がるんでしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿