Nathan氏が取り上げている、先日の京都市長選投票日での、福山候補の「投票危険防止の電話」騒動に関して。個人的には、殆ど黒に近い濃い灰色だと思うのだけれど、この福山候補は僅差で落選したこともあり、結局この件もこのまま有耶無耶になるんでしょうね。で、また次の機会にはしれっと同じ事をやっていると。
海外では、投票上にいけないような例えば足腰の弱い人とか移動に困難に人などを、わざわざその人の家まで行って投票上まで送り迎えする事も有るそうですが、日本の場合はどうなんだろうか。家族とか知り合いが手伝うくらいは大丈夫だと思うけれど、立候補者の関係者がそれをやったら「全く投票に影響しない」とはいえないだろうしなぁ。それこそ、機械音声で文字通り機械的に「今日は投票日です。事前投票をされていないのであれば、是非投票上へ出かけて一票を投じてください。」みたいなメッセージを流したらと思うけれど、でもそれはそれで「悪戯、迷惑行為」と捉える人が殆どだろうしなぁ。
ところで、今回はその立候補者自身が自分への名指しはしなかったものの投票行為を依頼した事が問題とされています。仮に本人ではなく、有志が投票率を上げるために喚起することは悪い事では無いと思う。ただ、彼らは投票率が上がれば自分達への得票が増えると考えてこう言うことをやったんだと思うんですが、過去の投票履歴等を調べてみるとこの候補への固定票は殆ど変わっておらず、実は得票率が上がると対立候補への票が増えると想像され、本当は低投票率で自分達の固定票が生きる方が有利だった、という結果らしい。今回の投票結果は、保守分裂もあり当選した松井氏と時点の福山氏の得票差は1万票余りだったらしいけれど、結果的にやぶ蛇的なことをやって、それがさらに違法脱法行為にも取られるという、二重にやぶ蛇だったという、いかにもの結果で終わるのが、らしいと言えばらしいかも。
所謂左派とかリベラル派という人達って、とにかく自分達が正しい、自分達が正義、自分達が声を上げればみんなが賛成して付いてきてくれるという考えしかないのか、いつもこの手の行動や行為をして失敗すると、それは投票者が悪いみたいなことを言って反省しない。今回も、時点でも16満票余り得票していて、それなりに支持している人は存在しているのに、その数が過去それ程変わっていないというのは、やはり自分達の考えや意見が硬直化していると思わないのだろうか。多分彼らも前回の選挙から色々努力してきているはずが、その成果が出ていないという事なのですからね。厳密に言えば、前回よりも400票くらい今回は少なかったらしいけれど、それも寿命とか自然減と考えると、結局四年間何も変わらなかったのがこの候補やその周りの人達といえます。そんな人達に新しく未来を託そうと思うか、そこをよく考える必要が有ると思う。でも、それで間違って当選したら悲惨だから、やっぱりこのままが良いかも。
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