老後生活維持のためというわけでは無いけれど、最近自分で料理を機会が増えて来て、以前よりはスーパーに通って食材とか買いそろえる機会が増えました。まぁ、対した物を作るわけでは無いけれど、そこでちょっと気になった事が。「お豆腐」と言えば、日本人に一番馴染みのある食材の一つだと思うし、「絹ごし」「木綿」「おぼろ」等、色々な種類のお豆腐が店頭に並んでいます。まぁ、一般的には「絹ごし」か「木綿」が殆どで、それぞれこの堅さだとか、風味なんかで好みが分かれるところ。
で、朝のお味噌汁の具材としてお豆腐は書かせ無いものの一つだと思うんですが、困るのは普通に打っている大きさ(一丁)だと、どうしても一度に使い切れなくて、余ってしまうこと。多分朝の味噌汁の具材にしたら、一週間位続けないといけないかも(笑)。そんなニーズを察知してなのか、小さいサイズに小分けしたものも販売していて、これなら一度に使い切れなくても新鮮なまま保管できると購入してきました。購入したのは、某スーパーのプライベートブランド(PB)のもので、小分けされたものが3個繋がっていて100円しないくらい。同じような形状で専門メーカーのものも有りましたが、こちらはお値段が倍とは言わないけれどちょっとお高め。まぁPBだからそんなに違わないだろうと購入してきたんですが、一寸違っていた事に後から気がつきます。
自分の好物の一つ、「豆腐と油揚げの味噌汁」が、朝の食卓の定番の一つなんですが、この日作ったお味噌汁では何故か豆腐が崩れてしまいグズグズな状態。「味噌を溶いたときに少し激しくかき混ぜすぎたかな」とこの時は反省したのですが、その後も何故か豆腐は崩れてしまいおぼろ豆腐みたいな状態になってしまいます。流石に2回、3回とこの状態が続くと何か変だと感じて、鍋に豆腐を入れてから慎重に豆腐に触らないようにお味噌汁を作ってみるんですが、何故か飲むときにはボロボロな状態に。見ている限りでは、出汁が沸騰して少しボコボコと沸く振動で豆腐が崩れてしまっているように見えます。絹ごし豆腐だから柔らかいのは仕方ないけれど、こんな豆腐は見た記憶がありません。何度慎重に調理しても、やっぱりこのPBのお豆腐を使うと中に日が入る頃にはグズグズになってしまう。
不思議に感じて、今度は専門メーカーの同様の商品を購入してお味噌汁を作ってみました。先ず最初に感じたのは、「密度の違い」というか、豆腐のしっかり具合が明らかに違う。PBのお豆腐は、もうぷるぷるしている超柔らかいプリンみたいな感じだったのが、この専門メーカーのお豆腐は柔らかいけれどズッシリした感じで、PB版のような水っぽさが感じられないんですよね。実際、お出しの中に入れて味噌汁を作ってみても、ちゃんと最後までさいの目切りにした形状を溜まったまま出来上がります。何度か試してみて比較してみて感じたのは、PB版の方は水分量が多いので、確かに柔らかいのだけれどその分密度が薄くて分解しやすい気がします。水切りとかしたらもう少ししっかりするのかもしれないけれど、それならば専門メーカーの商品を購入した方が簡単だししっかりしていて美味しいし。確証は無いけれど、コストダウンのために原料となる豆乳の質が違うのかなぁ。PB版の様な豆腐に対してのニーズもあるんだろうけど、「お豆腐」として食べるにはちょっと不向きな気がします。PBなるものが始まった当初は、パッケージの印刷コストや物流コストを省くことで安い値段にしている事を宣伝していたけれど、最近では材料や品質に関してもPBはPBとしてコストダウンとかしているんだろうか。一寸気になる経験でした。
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