豊洲市場に隣接した観光施設「千客万来」が、昨日オープンしたというニュースを何度か聞きました。もともとは、築地市場から豊洲市場への移転に合わせて、築地の場外市場みたいな感じの観光施設として計画されていたものだけれど、豊洲市場への移転が延期されたために最初の運用会社が撤退。その後後を受けた会社は、豊洲会場から送れての今回の開設になったわけだけれど、結果的に豊洲移転の直後にコロナ禍が始まったので、あのまま同時に開錠していたら悲惨な状況になったかもしれませんね。あくまで結果オーライだけれど、オープンが遅れたことでコロナ禍が落ち着いてインバウンドが戻った状態でスタート出来るから、訪日観光客の来店も多いらしい。
気になるのは、だからというわけでは無いだろうけど、価格設定が高めにされているらしく、ランチでも7,000円とかの商品もあるらしい。でも円安の現在では、訪日観光客から見ると、円安に加えて元々の価格が海外価格よりも国内価格の方が安いから、それでも「激安」「お得」と映るらしい。確かに国内価格7,000円でも、US$1=145円の今なら、US$48.3。アメリカだと、これに少なくともチップが加わるから+20%としてもUS$60。その7,000円の商品(確かにマグロ丼)は、アメリカ国内だとUS$100は下らないだろうから、感覚的には半値くらいの感じだろうか。まぁ、ちょっと昔だと、国内だと10,000円位するビーフステーキが、アメリカに行けば半分位の金額で食べることが出来たのと同じと言えば言えないことも無いと思う。
ただ、コロナ禍前には急増するインバウンド需要に多くの流通系や飲食系のお店が全振りしたので、コロナ禍になって訪日客が無くなった時には大変な騒動になったわけで、その経験値が今の所行かされているような感じがしないのが気になります。やはり、訪日観光客にはお金を使って貰うことは良いと思うけれど、国内の観光需要もしっかり抑えておかないと、次に何かあったときにはまた討ち死にすることになってしまうだろうし。画面では、訪日観光客の家族が高額のランチを食べている反面、国内の観光客が1,000円台の「ミニ丼」を食べている様子を続けて流していたけれど、あれって国内の観光客は来るなと言っているのに等しい気がする。
そこでふと思ったのは、豊洲の千客万来が訪日観光客に降るのであれば、国内の観光客は築地場外へ行けば良いんじゃ無いかと言うこと。未だに「TSUKIJI」ブランドは海外でも有名らしく、築地場外での食べ歩きを楽しむ訪日観光客の様子は良く見かけるのだけれど、築地と豊洲が良い具合に棲み分けと共存が出来つつあるようにも感じますね。築地市場の跡地利用はまだ決まらないけれど、一説にはプロ野球の読売巨人がドーム球場をつくるとかいう話もあるみたい。アクセスはそんなに悪くない場所だから、集客施設を作っても良いと思うけれど、年間を通して何かイベントが出来るような施設・場所になるといいきがします。そうなると、ドーム球場ならば野球の試合だけで無く、タレントさんのイベントとかも出来るから良いのか。東京湾クルーズなんかも組み合わせた、海を感じる施設みたいなものが出来たら、個人的にはちょっと興味が沸きそう。そちらは、千客万来となるのだろうか。
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