2024年2月25日

ウクライナ侵攻から2年

2月24日は、ロシアがウクライナへの侵攻を始めた日で、あの衝撃的な日からすでに2年が経過。当初は、半年くらいで結果が出るかと思われたけれど、ロシア側の驕りもあったのかウクライナの頑強な抵抗のせいかなのか、2年過ぎても膠着状態は続いたまま。ただし、物量に勝るロシアが時間を味方に付けてここ最近はじりじりと前進をしているのがちょっと嫌な予感がします。

ウクライナ単独とロシア単独での兵力の差を観れば、確実にウクライナが不利なのだけれど、EU/NATOやアメリカの支援を受けて、近代兵器や情報戦で優位に立ち、何とか五分の戦いを続けてきたけれど、個々に来て欧米に支援疲れみたいな兆候が見えてきて心配に。更に、ロシアは北朝鮮や中国に接近して密かに支援を受けている様子ですが、これまでは表向きも中立を決め込んでいた中国も、徐々にロシア有利な状況に傾いてくると、戦後の優位性担保のために堂々とロシア支援を言い出すかもしれない。そうなると、韓国だとかインドだとか、立場的にこれまでよりもウクライナ支援は厳しくなるのかもしれませんね。

日本は金銭的な支援と戦後復興の支援を伝えているけれど、ウクライナの本音としては日本で遊休化している装備や備蓄分の兵器を回してほしいところでしょうね。韓国も、表向きは武器弾薬の支援はしていない様子だけれど、弾薬33万発をアメリカに融通して、その玉突きみたいな感じでアメリカからウクライナへ弾薬が運ばれているらしい。日本も、アメリカへ提供する体で段薬類などを間接的にウクライナへ提供する仕組みを作れない物だろうか。そう言う「三店方式」って、日本得意じゃ無いですか。パチンコ店とか、パチンコ店とか、パチンコ店とか。ただ韓国等は自国が実際には戦争状態に有るわけだし、武器輸出産業も盛んだから、33万発なんていう大量の弾薬製造も出来るんだろうけど、日本の場合は今の所海外への輸出も出来ないし、国内消費だって演習で使う分だけだから、そんなに作る必要も無いわけで、製造能力としてもとてもウクライナの要求を満足出来るだけは無理だろうなぁ。

でも、そういう状況に仮に日本が直面したとすると、いざ戦闘状態となった時には日本は備蓄分を消費したら、後はもう続かないという話にもなるわけで、そう言う意味ではどれくらいの潜像能力があるのか、単に弾薬の製造能力だけで無く、作るための材料に関しても準備しておかないといけないわけで、色々と考えさせられる問題である事は確か。災害対策と同じで、どれだけ準備しても十分と言う事は無いだろうし、逆にそれだけに資源や人材を投入してしまうと、偏りも生まれてしまう。バランスというと編だけれど、万体の場合に備えて準備しないといけないと分かっていても、日本の場合は「戦争は起きない、起こさない」という、ある意味夢想的というか勝手な楽観主義の上に成り立っているから、今でもウクライナに関してはお花畑的な批評も聞こえるくらい。一方の当事者であるロシアは、日本の隣国であり、そこと手を繋いでいる中国も隣国であることのリスクを、この2年を経過して再考する必要が有るんじゃ無いだろうか。 

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