2023年12月6日

ナイスなnice pass

浜松市を中心に地域の路線バスや私鉄を運行している「遠州鉄道」。この遠鉄(「遠州鉄道」の略称)のバスや電車(赤電)で利用できる電子マネー的カードに「nice pass」 と言うものがあり、確か仕様はSuica等と同様だけれど、Suica等とは互換性はなく、単体でしか利用できないもの。しかも、遠鉄のデパートやスーパーでの買い物にも使用出来ないので、本当にバスト電車の乗り降りに利用するだけのカード。遠鉄のバスの場合、乗車時に整理券を取り、下車するときにはその整理券の番号で示された料金を支払います。現金払いも可能ですが、お釣りは自動的にで無いので、自然に丁度の金額の現金を用意するか、車内で両替をして置く必要があります。nice passだと、乗車時に端末にタッチして、下車時にもタッチすると、事前にカードに入金してある残高から引かれて清算する仕組み。遠鉄のクレジットカードと紐付けると、確かオートチャージも可能だったような。

遠鉄のバスや電車を利用する時には、ある意味必需品ですが、Suicaのように汎用性があるわけでもないので、正直中途半端なカードだと思っていました。ところが今朝その認識が一変することに。先週会社に出かけて帰宅した時には、浜松駅から自宅近くまで路線バスで戻ってきたので、このカードを利用した事は確実。ところが昨晩今日の準備をしているときに、どこを探してもこのnice passのカードが見つかりません。かなり徹底的に探したのだけれど全く解らない。困ってしまいましたが、このカードは紛失時などは再発行可能という事なので、今日会社へ行くときに朝いつもより早めに浜松駅に出かけて窓口で再発行をお願いしました。

まずは生年月日を聞かれて、それで検索をかけて、その後氏名、住所と確認してカードは特定して貰えました。で、最後に利用した経路を聞かれて、それで一致したカードが見つかったので、そのデータを元に自分のカードを再発行してもらえてまずはホッと一息。勿論、手数料と再発行のデポジットで合計1000円必要でしたが、確かにカードの何はまだ何千円分のクレジットが残っているはずで、それに比べればなんともありません。実は、今回の事があるまで紛失時にもカードの再発行を、しかも残高なども維持したままして貰えることを知りませんでした。どうやってカードの履歴を管理しているのか不思議ですが、最初にカードを作成したときには、確か住所氏名等登録したので、そのデータを利用したことは確か。次に不思議だったのは、最後に利用した経路が、サーバーに残っていたことで、確かバス車内の端末はオンラインで接続はしていないはず。想像するに、一回の運行が終了したら、あるいはその日の運行が終了した時点で、営業所などで端末の使用履歴をアップロードするのかなと言うこと。それならば常時オンライン接続していなくても、カード利用の履歴は残るし保存も出来ます。少なくとも、その日の売上げ計算をしなくちゃならないから、当然カード利用者のデータも吸い上げるはずですし。

県内のライバルである静岡鉄道も同様の電子マネーカードを使用していますが、こちらはSuica等と互換性のある仕様なので、正直「遠鉄は送れているなぁ」とは思っていたのですが、今回助けて貰ったら「なかなかやるじゃん」と評価が爆上がりになりました(笑)。人員削減もあって、てつづ出来る営業所(基本電車の駅窓口)が少ないのがちょっと不満ですが、今回何とかリカバリー出来たので良しとします。通常利用する時の利便性や効率が一番重要だと思うものの、こういうトラブル時にどれだけリカバリー出来るかという点も、どんな製品でも大切な要素の一つだと改めて実感した今朝の経験です。

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