2023年12月24日

クリスマスは静かな時期

世の中は今日がクリスマスイブで、明日がクリスマス。日本の多くの人は仏教、あるいは神道のはずだけれど、この時期になると突然多くの人が「キリスト教」に改宗するのか、街中はクリスマス一色に。まぁ、今に始まったことでは無いし、良くも悪くもそう言う色々な物を上手く昇華させて自分達の物にしてしまう資質は、やはり日本人らしいと言うか日本らしいというか。スーパーやモールに行っても、もうクリスマスセールと年末セールが重なって開催されていて、さらにそこには新春お正月セールのお知らせも掲載されていて、世の中の節操無さを感じる事に(笑)。

この時期になると、仕事相手の80%が海外、特にアメリカ相手なので、12月10日位からだんだんとレスポンスが鈍くなり、先週後半くらいからは年末位までの不在通知が戻ってくる事も多くなりました。昔は、特にアメリカのエンジニアだと、クリスマス数日前くらいから休みに入る、年末一杯まで休暇を取って、アメリカでも祝日の1月1日まで「冬休み」にして、2日から新春仕事始めというエンジニアが殆どでした。最近では、国際的に分業体制が進んできていて、流石に全員がこのクリスマス時期に一斉に休むのは不味いと思ったのか、12月初旬からクリスマス迄休みのグループと、クリスマス頃から年末までのグループのツープラトーンに成りつつあります。だから完全に止まることは無いのだけれど、それでも「それは担当者がクリスマス休暇から戻らないと分からない」という返事が戻ってくる事も少なくなく、まぁ12月は仕事は半分位しか進まないと思った方が良いですよね。で、日本が年末から新年に欠けてブラックアウトすると、休暇明けで戻ってきた彼らから文句を言われるんだよなぁ。理不尽だと思う。

自分の子供の頃(もう半世紀以上前)は、そんなにクリスマスも流行っていなくて、今みたいなお祭り騒ぎもなったけれど、それでも夜寝るときに枕元に靴下をおいていたら、翌日お菓子が入っていたりしたことは子供心にも覚えているので、多分その当時は両親も何か考えてやっていたのかもしれません。うちの両親は、仕事が終わった夜になると、子供(=自分や弟)を同居していた祖父母に任せて、街中へ遊びに行ったりしていたから、その罪滅ぼしもあったのかも(笑)。そうそう、小学生位の時には「クリスマス会」とか言うのも、仲の良かった同級生家族の家で、持ち回りみたいな感じでやっていたなぁ。足の部分をアルミホイルで巻いた、鳥ももの焼いたヤツとか必ず出たなぁ。

ハロウィンが、どちらかというと若い世代中心「イベント」化しつつある一方、クリスマスはそれよりも早い時期に日本でも知られていたからか、何となく冬の風物詩として定着している気がします。丁度、学校が冬休みに入った時期にも重なるので、子供達相手のイベントとしても良いだろうし、年末セールなんかだと年末の30日とか28/29日位からのスタートになるけれど、その前に「クリスマスセール」と銘打てば、12月の20日頃からとか何なら15日位から気分を盛り上げられますからね。昔のデパートなんかだと、12月に入るともうクリスマスセールとかやっていたからなぁ。今だと、モールとかショッピングセンターが、その感じですよね。それだけクリスマスは日本でも、本来の意味とは違う部分も多いだろうけど、定着した風物詩になったんでしょうね。 

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