2023年12月29日

スタンドプレー その2

沖縄県の普天間基地移設のための辺野古埋め立てに関しては、とうとう国の代執行にまで発展したけれど、これも言ってみれば玉城デニー県知事のスタンドプレーみたいなもの。こうなることは最初から分かっていながら、単に時間伸ばしをして、自分は頑張っている間を醸し出しているのは、某リニア問題の某県知事と似たようなもの。で、鳩山由紀夫氏が「沖縄県民の声を聞け」と仰っているけれど、コミュニティノートにも書かれているように、「最低電鍵外」と言って政権を取ったのに、いざ当事者になったら「基地移転しか方法が無いことを理解した」みたいな綺麗な掌返しをして、辺野古移転に180度転換した張本人なのに。

この人の政治的罪は色々あると思うけれど、この沖縄に対しての180度の掌返しというか、選挙以前に「最低でも県外」とどういう根拠で言っていたのか分からないけれど、課題に沖縄県民に期待感を持たせた事は大きな罪だと思う。本当に、それが可能だと思っていたので有れば、その根拠を説明して「しかしこの部分が解決出来ずに断念しか」とでも言えばまだ理解出来るけれど、そんな説明も無く「聞けば聞くほど、辺野古移転しか対策は無い事を理解した」みたいな、何を今更な事を言って大顰蹙を勝っていたことは、今でも記憶に残っています。

そういう政治的判断の甘さも合ったし、この人自身母親から億を超える「子ども手当」を貰っていたのに、その記載をしていなかったという事で問題になったのに、結局有耶無耶のまま総理を辞任して、さらに最悪な菅直人政権が生まれるわけですが、それも考えてみたらこの人が犯した大罪の一つだと思うなぁ。もう少しまともな人材は、あの頃の民主党にはいなかったのだろうか。野田佳彦氏だったら、結構民主党政権も東日本大震災があのように発生したとしても、何とか乗り切っていたかもしれないし、ヒステリーに原子力発電所を止め無ければ、その後の経済停滞ももっと影響少なく終わった気がするけれど。

まだ15年程度前の事を、しかも自分が当事者として携わったことを、何でこうも綺麗に忘れることが出来るのか、それが凄く不思議。最も現役の頃から「宇宙人」と言われて、アメリカからも酷い言われ様をしたくらいの変人だったから、それも仕方ないのかもしれない。同じ変人でも小泉純一郎氏はまだマシなのかもしれない。政治家を今は引退した身なのだから、静かにしていれば良いのに、なんでこの手の人達って引退したらしたでしゃしゃり出てくるんだろうか。自分のまだそれだけの注目を集める知名度や人気があると思っているのだろうか。残っているのは、悪名だけだと思うけどなぁ。 

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