2023年12月30日

スタンドプレー その2の2

昨日の鳩山元総理の発言。流石に周りからの批判も多かったようで、こんな言い訳の投稿をして、さらに火に油を注いでいるような気がする。 

「外務省に偽りの文書を見せられ」と言い訳しているけれど、決定した責任は本人なのだから「偽りの文書」というのであれば、ちゃんとその証拠を出すようにその後活動したのだろうか。私の記憶する限りでは、政権与党時代は「少なくとも県外」が「辺野古以外無し」になり、沖縄から大批判を浴びて、それが旧民主党政権時代から現在に至るまで続いているというもの。野党に転落してから、旧民主党政権議員からも、辺野古反対という意見は出てくるけれど、「外務省に騙された」という意見は、この鳩山氏の発言以外聞いた記憶が無いのだけれど。「辺野古反対」と言っているだけで、その根拠も理由も示していないのが、彼らの行動の全てだと思う。

また「沖縄県民に寄り添って」と言っているけれど、辺野古移転に関しては地元自治体は受け入れる意思を示していて、反対をしているのは直接関係無い人も多い。と言うか、工事現場前で反対活動をしている人達の多くは、県外から参加していたり、中には韓国から来ている集団もいるわけで、それって「県民に寄り添って」なのか。少なくとも、今現地で反対運動をしている多くの人達は、その基地の必要性だったり普天間の危険性排除の必要以前に、自分達の意見というか何か別の目的で「反対運動」を見せているだけのように感じる。少し前にひろゆき氏が現地を訪れたら、「座り込み運動〇〇日」と看板があったけれど、誰もいないと指摘して少し騒動になったけれど、メディア取材が無いときにはどういう行動をしているんだろうか。

さらに、これは報道の責任だと思うけれど、「国の代執行」という言い方が何か国家権力を振りかざして地元を無視して強制的に処理しようとしているような印象を与えるけれど、どうも実際には違うらしい。元々は国が行うべき事務を、都道府県に委託している「法定委託事務」で、権限委譲の一つらしい。ところが、都道府県を信用してその事務が適切に進むという前提が、今回は沖縄県が事務処理を怠り、裁判でも沖縄県が敗訴して是正措置を言われているのに、その対応を取らないために本来の事務行為者である国が直接処理をするという背景との事。だから、適切な理由を示さずに事務手続きを遅延というか拒否している沖縄県の責任が全てな訳で、それに対して「沖縄県民の民意が」とか言っても始まらない。それならば、沖縄県民の県民投票をして民意を示すとか、そう言う具体的な方法で反論するならばまだ分かるけれど、結局は時間を浪費して自分達の責任を国に転嫁しているだけのように見えるなぁ。今回が初の具体的執行例となるらしいけれど、考えてみたらあの鳩山元首相の根拠の無い「最低でも県外」が、全ての問題の原因だった気がする。

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