昨日発生した、埼玉県蕨市での郵便局立てこもり発砲事件。逮捕された容疑者が86歳と言う高齢男性で有ることもびっくりだけれど、蕨郵便局での立てこもり前には、自宅のアパートへの放火と病院での発砲事件も認めているらしく、一体動機は何なのかよく分からない。
一番不思議なのは、どうやって犯罪に使用した銃器を入手したのかという事。猟銃とかなら、免許を取れば所有できるからまだ分かるけれど、映像などでみると回転式では無くカートリッジ式の拳銃のような形。たまたま観たテレビでの元警察官傾斜の方の解説だと、色々推測は出来るけれど入手経路は不明。昔の戦争後のドタバタの中で入手してそのまま隠し持っていたのか、ヤクザなどからの入手なのか。仮に、銃本体は持っていても銃弾はこれもまた入手しないといけないだろうし、火薬も使用しているから長期間保管して居たら湿気ったりもするだろうし。
アパートへの放火は、最後は自殺するつもりで証拠隠滅も兼ねて放火したのかなと想像出来るんですが、病院への発砲動機がよく分からない。病院内部に入り特定の人物を狙ったのであれば、まだ診療に関わる恨みの犯行という想像も出来るけれど、病院への発砲騒ぎは外から闇雲に射撃したらしく、これも動機は不明。また、件銃以外にも液体(ガソリンとか?)の入ったペットボトル等も所持していたらしく、となると郵便局にも放火をして自殺するつもりだったのだろうか。郵便局への立てこもりにしても、計画性はなくて偶々だったらしいけれど、今後背景なり動機が解明されてくれば何か分かるのだろうか。
今回タイミングの悪い事にハロウィンの日の事件だけに、この発砲騒動も一つ間違えれば大変な事件になった可能性もありますよね。今回は86歳という年齢で見た目もハロウィンとは無関係そうな感じなんですが、これがもう少し若い人が容疑者でしかもハロウィン風の仮装溶かしてでも持っている銃は本物みたいな状況だったら、それこそ無差別殺人みたいな事が発生しても分からなかったかもしれない。仮装して犯行を実行した後、そのコスチュームを脱いで被害者、避難者の振りをして現場から逃走する、ということも可能かもしれないし。その逆に、そういうコスチュームでオモチャの銃とか持ってコスプレしている人の近くで、例えば偶々花火とか爆竹が破裂して恰もその人が発報したような状況が生まれてしまったら、それはそれでまた事件だろうし。日本では銃に対しての意識も希薄だしそういう状況を想像すら出来ない国だから、そんなコスプレも許されるというか見逃されるだろうけど、アメリカ当たりでそんな格好をしたら、直ぐに警察が飛んできて逮捕されるんじゃ無いだろうか。違法な銃刀所持をまずは根絶するべきだけれど、社会通念としてそれなりのモラルというか常識的な範囲で楽しむという事も再考する必要が有ると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿