2023年10月5日

Japanese Vintage

コロナ禍以前の状態に回復しつつ訪日観光客ですが、以前のような「爆買い」行動が、もう少し変化した"Japanese Vintage"に対しての「拘り購入」に成りつつあるという内容の記事。コロナ禍以前だと、所謂爆買いなどの「ものの訪日」が、だんだんと拘りの場所の訪問とか日本体験等の「ことの訪日」に変わると言われたけれど、それがさらに発展して「こと」はことでもより拘りのある「こと」を求めての体験と言って良いんじゃ無いだろうか。 

でも、これって今回が最初・初めてでも無いですよね。確かに本の浮世絵が世界的にブームになったのは、当時日本から海外へ輸出していた陶磁器等の緩衝材として、浮世絵の紙を挟んで発送していたら、この梱包材の方が人気になったみたいな話では無かったかな。さらには、日本では殆ど馴染みが無いけれど、昔の着物を着ていた時代に、帯に挟んで引っかける「根付け」が、海外では大ブームで中には何十万円何百万円というものもあるとか。何となくそう言うものの延長が、今の古着ブームだったり、昔の生地(Boro)だったり、あるいは生活雑貨の食器みたいなものまで興味を集めているんだろうなぁ。

私は古着には興味が無いし、精神的に他人が着用したものを幾ら洗濯・クリーニング済みとは言えども抵抗があるので買うことは無いのですが、ジーンズを筆頭に好きな人は沢山いますよね。ジーンズなどは、元々はアメリカなわけですが、昔の倉庫などから発見された古いジーンズ等も、アメリカ人だとそのまま販売するけれど、日本にコンテナ買いで輸入したものは、綺麗に選択したり補修したりして古着として販売するので、そちらの方が人気が高いと言う話もどこかで聞いた記憶があります。さらには、陶器の「金継ぎ」みたいに、古着をリユースしたりリサイクルして新しい商品として売り出したりするのも人気があるらしい。まぁ、何となく日本人らしいというか、日本人の性質としてそういうの好きそうですよね。

最近再ブームになっているらしい「アナログレコード」も、海外で人気の1980年代J-POPだけでなく、海外アーティストのLPレコードも、日本のものは程度も良いし高品質だと言うので、わざわざ日本へ買い出しに来る人も多いらしい。そうそう、日本車も人気が高いらしく、特にアメリカの場合は国内の車検制度もあるんだけれど、25年だったかな、経過した中古車は輸入可能なので、古い日本車や軽トラック何かが結構走っているらしい。これもある意味「Japanese Vintage」だろうか。そう考えると、古いものだからアナログ的なものが多いですよね。デジタル系だと、昔のゲーム機のカセットとかROM何かが、やはりわざわざ日本へ来て買い出しするのに人気らしいけれど、それ以外のデジタル物って何があるだろうか。デジタルは、仕様とか規格が変わるともう使えなくなるから、継ぎ接ぎしたりとか無理直して使うなんて言うのは無理ですよね。凄く賢いデータコンバーターみたいなものが生まれれば、昔のプラットフォームのソフトを、今のプラットフォーム上で動かすとか仮想環境が出来るとかならないだろうか。と言うか、それこそChatGPTにお願いしたら、昔のバイナリーコードを今の環境で動作するバイナリーに変換するサービスとか出来ないかなぁ(他力本願)。とすると、Japanese VintageのTRONが今のSoCで動くとか、M1/M2で動くとか(笑)。

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