2023年9月30日

バイアス気味の報道

中国の国慶節休暇が始まり、日本にも観光目的等で訪れる中国訪日観光客の様子等がニュースで流されるように。ALPS処理水放出に対しての嫌がらせで、日本産食品の輸入禁止や団体旅行の渡航禁止措置などがあり、期待よりはかなり訪日観光客数は少ないようだけれど、それでも個人資格での訪日客はそれなりに日本観光を満喫しているらしい。人数だけ見たら団体旅行客がいないことは大きいけれど、観光客の質というか内容的には今の方が良いんじゃ無いかと言うのが個人的感想。

今朝のニュースでは、日本に中国からの観光客が戻らない一方で、観光客が爆増している場所としてタイが取り上げられていて、空港で首相が中国からの観光客を迎えるシーンなんかも流されている。何故急にタイが人気になったのか不思議だったけれど理由は簡単で、来年初めくらいまでビザ免除しているから。それなら簡単にいけるタイへ皆さん向かうでしょうね。日本の場合、世界どもトップクラスにビザ免除で入国出来る国が世界中にあるけれど、中国の場合は確かにほんの半分くらいじゃ無かったかな、ビザ無し渡航できる国って。 

また、この手の放送でよく使われるのが「円安」に関して。US$1=145~150円位にまで円安が進んでいるので、同程度の価格のものを購入した場合は勿論、元々海外の方が値段が高いものだと、さらに割安感が増すでしょうね。例えば「ラーメン」なんか、アメリカ当たりだと普通にUS$20とか今はするだろうけど、日本だと一杯1,000円のラーメンは日本人の感覚だと今でも高く感じるけれど、アメリカ人だと1,000円=US$7と半分以下の感覚になりますから。US$1=100円レートで考えても安いので、そういう価格差のあるものを比較して円安/円高を語るのは適切では無いといつも感じます。こういう場合「ビッグマック価格」が標準値として使われるけれど、ビッグマックの価格だって日本と他国では結構開きがあると思うしなぁ。

数年前に、老後は海外移住でと言うようなブームがあった(作られた?)けど、今は当時の渡航先の一つだった東南アジアからも「日本は安い」と現地の人が来るくらいだから、それでも移住する人は居るんだろうか。生活費とか居住費は、確かに安いかもしれないけれど、衣料とか治安とか娯楽とか、総合的に考えたら今は日本が一番住みやすい気がするけどなぁ。為替レートは安定している事が一番良いと思うけれど、それこそ昔のように固定相場制にしないとそんなことは無理だし、今の時代は相違固定相場で何とかなるわけでは無いから変動相場制に移動しているのだろうし。経済の専門か的にはUS$1=120円前後くらいが理想的らしいけれど、個人的には計算しやすいUS$1=100円位が丁度良いのだけれど(笑)。そういう自分は、11月にSeattleに行く予定があるわけで、その頃くらいまでにはもう少し円高に触れていて欲しいなぁ。US$1=130円台は無理かなぁ... まぁ、出費の大きいエアチケット代とかは既に支払い済みなので、現地で生産して為替レートが影響しそうなのは、ホテル代と色日や買い物をしたらその代金くらい。全部合わせて散財してもUS$1,000は使わないだろうから、レートが10円違っても1万円位の差額。小さいとは言わないけれど、そんなに影響するような差にはならない気がします。人それぞれであるけれど、そう言う意味で報道何かの円安のニュースは、個人レベルでは騒ぎすぎだと思う。企業なんかで、お金のやり取りが膨大な場合は別ですけどね。個人レベルでは、US$1=300円位の時代にアメリカへ言ったこともある人なので、今のレートでもそんなに驚かなかったりします。そんな変な免疫は自慢にはならないけれど、それもあって何度も繰り返される円安報道は、ちょっと騒ぎすぎじゃ無いかと言う気はしています。

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