2023年10月1日

女性レフリー

ストリーミングサービスで見ていた先週のどこかの試合だったと思うんですが、アンパイアーの位置に居る審判の人が小柄で、見ていると女性のような感じを受けるなぁと思いながら見ていました。特に放送中に言及があったわけではないですが、「あぁ、女性審判の人も居るんだ」とちょっと感激しながら試合を見ていました。その前にも、確かX2かX3の試合立ったと思いますが、サイドラインにいるラインジャッジだったかサイドジャッジのポジションの人が、こちらは帽子からポニーテールが出ていたので「あっ、女性審判の方だ」と直ぐ分かったこともありました。今現在どれくらいの女性審判の方が所属しているのか分からないけれど、今後も増えて行きながら重要な試合での審判にもどんどん参加して欲しい。

X1 Areaの試合なので、試合の重さから言えばそこそこのレベル。しかも、レフリーは試合を担当する7人の審判の中で一番重いポジションで、試合審判の責任者。私も選手を引退して暫くは審判員登録をして審判員として試合を担当した事がありますが、最初は計時係だったり記録担当等フィールド外の担当から初めて、フィールドでジャッジするにしても比較的分かりやすいサイドジャッジとかフィールドジャッジから始めて、そういう経験値を積んでいってだんだんと重要なポジションを担当出来る様になるのは、多分他のスポーツでも同じだと思う。特に年間の試合数が少ないアメフトでは、多分10年やそこらの経験ではレフリー担当は出来ないと思うから、学生の試合などでも経験を積まれてきたのかもしれないけれど、どんどん続いて欲しいですよね。ファン層の拡大にも繋がると思うし、例えば大学とかでフットボールに関わった女子部員やスタッフが卒業後も関わるキャリアパスの一つになれば良いと思う。

本家のNFLでも、まだ人数は少ないけれど、結構試合中継とか見ていると突然ポニーテール姿の審判が映されたりとか観る事は珍しく無くなりました。アメリカだと、裾野も広くてピラミッドもNFLを頂点に高いから、多分人数的には結構多くの女性審判は活躍しているのだろうけれど、なかなかトップリーグで見る機会は少ないのかな。NFLでも、女性審判の姿が画面越しに見える時でも、まだ審判団の中で一人位で、二人以上の女性審判が参加している様子は自分はまだ見たことが無いですからね。NFLも含めたアメリカンフットボールが、アメリカでもトップの人気スポーツであることは間違いないけれど、自分の経験的にはやはり男性の人気が高くて、女性にとってはそれ程の人気では無いのも事実だと思います。良くNFLのスーパーボウルが全米の視聴率50%を越える化け物番組と言われるけれど、あれも昔の紅白歌合戦を日本中の国民が観たのと同じ様な状況だからで、半数以上のアメリカ人がフットボールのファンという訳では無い。それでも、日本で一番人気のあるスポーツだと思うプロ野球ファンの人数よりははるかに多いとは思いますが。

アメリカだと、女性のアメフトチームやリーグもあるので、そこから審判への道へ行く人があっても不思議では無い。それでも、そういう女性リーグの試合でも、男性審判が笛を吹いたりするし、アメリカでも人数比で言えばまだまだ審判員も男性が主流。日本は、そのさらに後塵を拝しているわけだから尚更ですね。実は国内アメフトの審判員不足は深刻な問題で、新陳代謝も図らないといけないし、普及のためには審判員の充実も必要。そういう一面でも、女性審判が増えてくれると嬉しい。ただ、そう言う消極的な理由では無く、やはりアメフトというスポーツに興味を持ってもらい、そのスポーツを好きになったからこそ審判をやってみたいという気持ちで参加して欲しいし、実際にプレーする側もそういう気持ちを持ってもらえるようにクリーンでパーフェクトなプレーをしないと。


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