地元のローカルバス・鉄道会社の「遠州鉄道」。運送以外にも、百貨店、スーパー、不動産、自動車学校等等のグループ会社を多数抱える、(地元では)巨大コングロマリット(笑)。浜松とか演習地域で生活して行く上で、遠州鉄道(略称「遠鉄(えんてつ)」)のお世話にならずには生きられない位の存在。ライバルとしては、静岡市を中心とした「静岡鉄道」があるんだけれど、垢抜けている感じとか全体的なサービスに関しては、後塵を廃している状態だと思う。特に個人的に不満なのは、静岡鉄道は自社版のICカード(LuLuCa)での乗車が可能なのに加えて、これがSuicaに準拠しているので、Suica/Pasmo等の鉄道系ICカード利用できるところ。遠州鉄道は自社版のICカード「Nice Pass」だけしか利用出来ないんですよね。まぁ、毎回整理券を取って現金を投入するよりは楽だし。因みに、車内の料金箱は自動生産機能は無いので、降車する前に両替をして丁度の料金を料金箱に投入しないと行けない。
そんな遠州鉄道が、今年度からグループ内の鉄道駅、バスでのクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス)を導入して、2024年度中には全駅・前車に導入完了するとのこと。何があったのかと思ったら、どうも2024年に「浜名湖花博」が開催されて、海外からの訪日観光客の増加が予想されるので、その対策として世界的に利用可能になっているクレジットカードのタッチ決済を大々的に導入するらしい。対象カードは、VISA、Amex、死に身椅子と、Discover、銀聯、JCBで、MasterCardは2024年度末までの対応と少し遅れる様子。三井住友カード系のシステム(stera transit)を導入するらしいので、ライバルのMasterCardが遅れるのは仕方ないのかも。
個人的に期待したいのは、この遠州鉄道の導入で、まずは系列のデパートやスーパー、更にコンピにとかモールとか、どんどんしないで普及していく切掛になってくれないだろうか。勿論、端末やシステム導入はただでは無いから、それなりに体力があって売上げが見込めるお店で無いと導入は厳しいだろうけど、これで一気に「電子マネー化」が浜松で進んで、大都市圏以上に「電子マネー経済圏」が生まれたら嬉しい。デモ、花博の開催期間が 2024年3月23日から6月16日なのに、肝心な導入開始が「2024年3月下旬予定」というのはいただけない。色々理由がある事は分かるけれど、やはりこういうのは無理をしてでも一気に進めないと。
実は、プリベイド式自社ICカードの「Nice Pass」は、以前は事前に積み増しした金額の10%分の特典があったんですが、何年か前にそれは終了。だから今は、事前購入した料金分しか使えないわけで、それならばクレジットカード払いにした方が、カードのポイントも貯まるだろうしお得だろうしなぁ。更に、わざわざクレジットカードを乗り降りの時に取り出さなくても、スマホに設定しておけばApple PayとかGoogle Payでも利用可能だから、利便性は向上するはず。カードに料金を積み増しするのは、バスに乗車している間か、電車駅等で操作しないといけないので、結構面倒なんですよね。これで遠鉄だけで無く、浜松市や周辺地域の電子マネーかが一気に進んでくれると非常に嬉しいですね。
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