2023年9月23日

「迷惑系」より「鼻つまみ系」

迷惑系YouTuberとして、少し前からネットで問題になっていた、ジョニー・ソマリこと米国籍のイスマエル・ラムジー・カリド容疑者逮捕され、その様子を撮影していた米国籍の撮影者ブランチ・ジェレマイア・ドウェイン容疑者も共犯として逮捕されたと言う記事。日本に来る前は、海外で同じような事をやっていたんだったかな。今年に入って日本国内で迷惑系動画を撮影して、それを配信しているんだけれど、どんどん度が過ぎるようになりエスカレートして行った気がします。 今回の逮捕は、大阪の建設中のビルに侵入して直ぐに逮捕されたように見えたので、随分と素早いなぁと思っていましたが、あの建設中のビルへの侵入行為は8月30日の事らしいので、あの時点で建設会社なり監督会社が被害届を出したのだろうか。

この人に限らず「迷惑系」と呼ばれる類のYouTubeコンテンツは一定の人気もあるし、実際YouTubeの中にも結構な数登録されているらしいけれど、正直どれ一つとして納得出来るようなものは無い。自分から進んでみることは無いのだけれど、「おすすめ」とかで偶々表示されてしまい、つい目に入ることが偶にあるんですが、直ぐに止めてしまっても、もうそう言うものが表示されたということだけで不愉快になる。中には、政治的な意味合いを含ませるような内容のものもあるみたいだけれど、それが例えやり方が下手であっても真っ当な方法・手段であれば良いけれど、それを理由に自分の主張というか煽るだけのものも多くて、結局は「迷惑系」はやっぱり「迷惑」でしか無いと感じます。

この二人、日本入国時にはどういう資格で入国したんだろうか。YouTube配信をして利益を得ることを意図していたならば、観光目的ではなくビジネス目的と言う事で入国しないと駄目なはず。しかも、日本で収益を得るわけだから、所謂VISA無し渡航では無く、就労VISAを取った上で活動しないといけないはず。入国後にVISAの切替とかやっていたとは思えないのだけれど、その当たり気になるところ。さらに、彼らは結構今年の初めから活動していて、VISA無し渡航の場合は最大90日のはずで、少なくともその期間以上の間日本に滞在していると思います。もしVISA無しのままなら不法就労の可能性もあるし、仮に途中でVISAを就労ビザに切り替えていたとしても、今回の逮捕で取り消されて、国外退去処分となるのだろうか。見せしめでは無いけれど、こういう迷惑系がまた表れないように、今回は厳しい処置とその広報と言うか世界へ知らしめ事が重要だと思う。

黒人は罪か」と責任転嫁をする発言をしているみたいですが、そう言う事を言うから本来の黒人の人権問題とかが薄れてしまう。逆に日本人や日本のものに対して行った行為の数々こそが「日本人への差別」に満ちているわけで、結局この手の主張ってそう言うものだという実感を改めて認識させただけだと思う。そうなると、YouTubeという媒体を利用して、本来有るべき主張なり意見を拡散したい真面目に人にも影響するわけで、そう言う意味では少なくともこの容疑者に対しては声を上げるべきだし、さらに言えば投稿内容の適切さも考え直すべきだと思う。人の不幸だとか、相手を困らせるような様子は、当事者で無いから観ても居られるし面白いとか感じる事もあるだろうけど、そう言うのって、映画とかドラマとか架空の世界ならば許される話だろうし、その場合だって限度はある。ただ、今回の様に明らかに法律を犯した行為でないと止めることも難しいから「迷惑系」と言われるのだろうけど、もっと直接的にそう言う行為を侮蔑するような言い方の方が、相手に対してより強い不快感を与えることが出来るんじゃ無いだろうか。例えば「鼻つまみ系YouTuber」とか「加害者系YouTuber」とか「騒乱系YouTuber」とか。あるいは、X(twitter)でコミュニティノートが付加されるようになり、問題点が可視化されて改善されていったと思うので、YouTubeもそういう仕組みを取り入れないといけないんじゃないだろうか。

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