2023年6月14日

TポイントからVポイントへ

CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の「Tポイント」と、三井住友FGの「Vポイント」が、来年春を目処に統合されて、新「Vポイント」としてスタートするというニュース。名称は「Vポイント」だけれど、ロゴカラーは既存の「Tポイント」をイメージさせる、ウクライナカラーの「青と黄色」というのが、いかにも両者の折衷案と感じさせるところ。 

私のメインカードは三井住友VISAカードなので、V Pointは昔から馴染みもあるし現在も利用しています。というか、カードを利用すれば利用金額に応じて自動的にポイントが貯まって行くので、利用しているというよりは自然に貯まっていると言ったほうが正しいかも。一方でTポイントは、決済手段とTポイントカードを提示する二度手間が嫌で全く利用しておらず、それは現在のTポイントだけでなく類似のサービス全てに対しても同じ。記事にも書かれているように、決済する度に「〇〇はお持ちですか?」「〇〇のご利用はいいですか?」と確認されるのがうざったい。その声かけで思い出して、あわててTポイントを追加する人も居るんだろうけど、お店としても注意喚起しなかったと後からクレームされることが嫌だから、ああいうオペレーションをしているんでしょうから、余り文句も言えないけれど。

例えば、私もよく利用しているスターバックスですが、ここではスタバのアプリを利用して決済しています。ですから、アプリ使用でポイントも自動的に蓄積されていて、商品と交換できるクーポンで活用もしています。この手のアプリは、例えばコンビニ各社とかスーパー・ドラッグストア等も開発提供していて、それぞれ利用金額に応じてポイントが自然と貯まるようになっていると思うんですが、Tポイント自体は特定のチェーンやお店とは別のポイントサービスだから、仕方ないと言えます。ならば、「T-Pay」みたいな決済システムを準備して、T-Payを利用するとその金額に応じてT Pointが貯まる、みたいな仕組みなら分かりやすいし使いやすかったけれど。形は変わっても、今回そういうシステムになったと言えるんでしょうね。

「Tポイント」が始まった頃は、利用金額に応じてポイントが貯まって、それが後で購入代金に振替可能という、理屈は分からないけれど何か凄く得するシステム、みたいなざっくりとした理解でブームになったけれど、決済機能を持つサービス提供各社が同様のポイント還元サービスを始めると、どんどん優位性が無くなってきたことも事実。当初はTSUTAYAのサービスみたいな感じで、TSUTAYAも凄くブームだったから一気に拡散していったけれど、最近は以前ほどの印象も無いし、そう言えばウクライナカラーの「Tポイント」のロゴも見る機会が減ってきた気がする。自分的には、こういうサービスの効率化や利便性のアップで、電子マネー決済が進んでくれたら嬉しいですね。それとともに、こういうサービスを統合するような方向にも進んで欲しい。余りに色々なポイントサービスが乱立していて、ユーザーとしてはもう「面倒くさい」状態。それこそ、還元率は多少悪くしてもいいから、各種サービスのポイントを「マイナポイント」に集約して、それをまとめて利用出来るようにしてくれないだろうか。そしたら、もっと積極的にポイント活動「ポイ活」するんだけれど(マテ)。

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