2023年6月7日

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2026年に新型マイナンバーカードを発行するというデジタル庁のプランに関しての記事。私は、マイナンバーによる行政サービスの効率化と充実を期待しているので、マイナンバーカードの刷新時には是非提供サービスの充実と拡充もお願いしたい。すでに、マイナンバーカードと健康保険証の紐付けとか、出来るところは進めては居ますが、正直それで利便性がアップしたとか効率化されたと実感するまでは至っていない。まぁ、マイナンバーカード自体、利用機会がそんなに多いわけでは無いし、そう言う意味ではもっと利用機会の場を増やすというか幅を広げないと、やはり今以上にマイナンバーカードに対しての理解や期待値も広がらないと思う。

ここ最近は、マイナンバー(カード)の不具合が幾つも取り上げられているけれど、正直マイナンバー(カード)の不具合というよりは、申請時や移行時の手続き・入力ミスが殆どだと思う。強いて言えば、端末をログオフせずに次のアカウント入力をしたらマイナンバーが上書きされて紐付けが間違えたというのは、新しいマイナンバー入力時にはもう一度ログインから作業開始させるとか、システムの作り方にも問題があると思うけれど、口座番号とか住所の記載(表記の振れ)とか色々原因はあるので、そういう部分も完全に対策すると言われると、多分いつまでたっても解決は出来ないと思う。やはり有る程度の抜けはあると想定して、そういう場合には速やかに対策する、不利益にならないように救済策を準備するという、「万一の場合の対策」をちゃんと準備することでよしとしないとなぁ。

そんな中でも、マイナンバーと個人口座の紐付けに関しては、例えば未成年者の場合は家族(両親)の講座と共有出来るとか、特例措置は必要なのでは。極端な話、生まれたばかりの子供用の口座を準備しているケースって、殆ど無いような気がするし、だからこそ保護者がちゃんと管理していく必要が有るんじゃ無いだろうか。マイナンバーで、その人の戸籍情報にアクセス出来るわけだから、自分の子供との関係だって引いてこれるだろうし。個人的には、マイナンバーは将来的には今の戸籍謄本に変わるシステムになるのだろうと思っているし、そうするべきだとも感じているので、そうなれば血縁関係の情報や家族関係の情報等も、必要ならばツリー構造を辿るような感じで遡ることも、先に進むことも出来るようになるべきだと思うんですよね。その上で、例えば相続関係で関係者が見つからないのでずっと店ざらしになっているようなことも解決出来るだろうし、して行くべきだと思うなぁ。

河野デジタル大臣への批判が大きいのも、ある意味期待裏返しの部分もあるかと思うけれど、批判するならば批判する側もそれなりにちゃんと根拠なり理由を示して正々堂々と批判するべきだと思う。今は単に個人の好き嫌いで批判しているだけのことが多いように感じていて、それでは本当に必要な仕様なり機能が取り込まれることもないだろうし、自分たちの利益のために批判しているつもりが結局は自分たちの利益機会を喪失することを助長しているだけだと思う。例えばマイナンバーカードと既存公共サービスとの紐づけならば、マイナンバーカードと既存のカード、例えば健康保険証とか運転免許証を並べて撮影して、その画像処理から番号の紐づけをしたら、住所や名前の確認などは対話形式で埋めていくとか。そのに、例えば使用漢字が異字体で不一致が発生したら、どちらかに統一していくとか、住所表記の振れなんかも同様に記載を標準化していくとか、行政側もデータの推敲をしていく機会にもなると思うんですよね。そのためのシステム開発とかシステムの改修も必要なるから、簡単にすぐに始められないことも多いとは思うけれど、だからこそ今から少しずつでも投資していくことを考えないと、いつまで立っても不便なシステム利用を強いられることになるだろうし。行政サービスだから行政側の対応や作業が中心なのは事実だけれど、ユーザーとして利用者の我々も正しい主張をすれば、更に良くなるシステムや行政サービスを受けることができることをもっと真面目に考えるべきだと思うなぁ。

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