一企業のトップが日本国総理と直々に対面するというのは、そんなにある機会では無いと思うのですが、その企業トップが今世界中で話題になっているChatGPTを開発したOpenAIのCEOともなれば、話題にならない方がおかしい位。具体的にどの様な内容が話し合われたのかは分かりませんが、日本向けのモデル開発や日本に開発拠点を設けるなど、かなり日本を意識した発言があったみたいで、日本としても次の産業、次の切り札として、この分野でリーダーシップを取りたいところ。
現実的には、アメリカとか中国が今はトップを言っているんだろうけど、今回のある意味「提携」みたいな取組が上手くいけば、面白いシステムが生まれるのだろうか。LLM(Large Language Model)を「オモチャ」と言ってしまっては申し訳ないけれど、日本人ってこの手の「高価なオモチャ」を面白可笑しく活用して、何か突飛でも無いもの二してしまう才能ってあるように思うんです。そう言う意味で、全く根拠は無いけれど、このChatGPTって日本人の面白心を微妙にくすぐる様な気がします。
ふと思ったのが、このChatGPTって、昔のSFテレビドラマの「光速エスパー」に登場していた、主人公の光速エスパーの肩に止まっていた鳥形ロボットの「チカ」みたいな存在になるんじゃ無いかと言う気がするんですよね。あるいは、スタートレックのMr.スポックとか、同じくスタートレックTNG(新スタートレック)に登場したデータ少佐みたいな役割に、もしかしたらChatGPTって化けるんじゃ無いかと言う気がしています。で、そこで思うのが、光速エスパーのチカは、完全に光速エスパー(速水光一)の「友人」なんだけれど、Mr. スポックとかデータ少佐というのは、一寸違った存在みたいな設定になっていると思うんですよね。その違いが、日本人と欧米人のChatGPTに対しての印象の違いなのかなぁ、と。
例えば、ChatGPTのコア部分を自分のスマホとかスマートウォッチに内蔵させて、知識データベースの自分用にカスタマイズされたものは、使用頻度に応じて、スマホ→ローカルストレージ→クラウド、みたいな感じで構築する事で、通常は完全にローカルな環境で自分専用のChatGPTが動作していて、それがネット接続とかすると相互にデータ交換をして、自分用のChatGPTも成長するし、クラウドの大元のChatGPTも学習してより賢くなる、みたいなWin-Winの関係が出来たら凄く便利になるのでは。何か、そんなことが出来るようなSDKとか出してくれないだろうか(笑)。
0 件のコメント:
コメントを投稿