2023年4月18日

ドローンで羽田空港閉鎖

昨日羽田空港では、空港周辺の船舶からドローンが離陸したと言う事で、しばらくの間空港が全面閉鎖されることに。その後、そのドローンが戻ったらしいことや空港周辺に障害物が無いことが確認されて、20分後に運航再開されたらしいのですが、利用者にとってはいい迷惑。時間帯は、夕方のラッシュ時間帯だったので、20分間といえどかなりの便数が影響を受けたでしょうね。

よく分からないのが、船舶からドローンが発進したと言う事。何か船の外周の点検のためにドローンを飛ばしたのだろうか。ただ、あんまり停泊中にやるような仕事とは思えない。有りそうなのは、入港待ちの間にドローンを飛ばして、羽田空港の映像を撮影しようとした迷惑な船員なりもしかしたら乗客がいたのかも。離陸待機中の、多分C滑走路側の誘導路にいたであろうパイロットが目撃して管制塔に報告したらしいから、結構近い場所で発生した事例ですよね。あるいは、D滑走路側でプレジャーボートを使用していた一般人が軽い気持ちでドローンを離陸させていたのかも。そう考えると、20分という比較的短い時間で解決したことも頷ける気がします。D滑走路の周辺には、警備用の海上保安庁の巡視艇が待機しているので、そこに連絡が行って当該船舶を特定して指導して解決した、と。

「飛行機」というものが魅力的な被写体で、飛行している場面は勿論、離発着の瞬間なども撮影出来れば「絵になる」被写体だから、更に魅力的な絵作りのために、ドローンを利用したいという気持ちは、私も写真を撮影するから分からないでも無い。でも、だからと言って何百人という乗客が搭乗している機体に万一のことがあれば大惨事に繋がる訳で軽々しい行動は許されない。それは、バードストライクの被害を考えれば容易に想像はつくのですが、多くの人の場合はそう言う事には思いすら及ばないのでしょうね。逆に、もしそう言う事も承知してやっていたならば、殺人未遂くらいの重い罰則を適用してもいいんじゃ無いだろうか。

飛行機と同じく、空を飛んでいるものなんだからレーダーで分かるだろう、という人もいるかもしれないけれど、対象物が小さいものだし常に移動している場合には、捕捉するのは難しいでしょうね。ドローンよりは高速でも、飛来機のように空港に向かって真っ直ぐ侵入してくるのであれば補足しやすいだろうけど、小さな物体があちこちに移動しているような場合には、一瞬レーダーに反応しても、直ぐに消えてしまうだろうし。逆に、高解像度のカメラで連続的に周辺を精査して、その映像をAIで解析して異物が発見されたら、更に高解像度なカメラで精査する、みたいな事は可能だろうし効果がありそうな気がする。でも、夜間は利用出来ないから、かなり限定的な技術になりそう。夜間は赤外線カメラでと思っても、回りは工業地帯だから邪魔になる熱源は多そうだし。自分勝手な意見ではあるけれど、こういう場面には遭遇したくないですよね。今月はもう予定は無いけれど、来月にはまた何度か羽田空港を利用する機会があるから、何事も無い事を祈るばかりです。

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