一般のワイドショーやバラエティー番組にも、最近はChatGPT等のAI技術の紹介が登場するようになり、この分や野木術拡散の速さと、それに見合うだけの能力の高さに、自分自身もビックリしている今日この頃。AI自体の能力の高さが話題の中心で、それを「凄い」「賢い」と驚くパターンが中心何ですが、もう一つ新しい職業というかスキルとして、そのAIを以下に上手く活用して最適な結果を得るか、言ってみれば「AIに対しての質問者」として「プロンプトエンジニア」という仕事というか、役割が注目を集めています。
最近のAIは、確かに昔の者と比べて賢いし柔軟性や汎用性もあるので、結構曖昧な言い方とか抽象的な問いかけをしても、それなりに最もらしい回答を得ることが出来ます。ただ、より精確でより内容のある出力を画よとする場合には、質問の内容や形式もそれなりに品質の高い物が求められるわけで、そういう入力が出来るか否かで、便利なAI機能が「もっと便利なAI」になるかどうかの分かれ目に。プロンプトエンジニアは、簡潔明瞭に質問範囲を絞ったり回答品質を高めるために、続けて有効な質問を追加できるような能力を指しますが、そういう場面を見ていると何か既視感に追われる気が。これって、Windows登場以前のDOS時代であったりUnixとかの「コマンドプロンプト」 の世界にある意味先祖返りしていると言ったら言いすぎ?
例えば「\Photoフォルダーにある拡張子.JPGの画像ファイルをリストする」というタスクが与えられたとき、
- Windows GUI環境の場合:
- Explorerを起動
- \Photoフォルダーに移動(表示)
- 検索窓に「*.JPG」と入力をして実行
- 表示された拡張子.JPGファイルのリストを取得する
- Windows コマンドプロンプトを使用する場合(コマンドプロンプト初心者):
- コマンドプロンプト起動
- \Photoフオルダーに移動 (cd \Photo (Enter))
- 拡張子.JPGファイルのリストを取得 (dir *.jpg > jpg.lst (Enter))
- 取得したファイルを開く (notepad jpg.lst (Enter))
- Windows コマンドプロンプトを使用する場合(コマンドプロンプトベテラン):
- コマンドプロンプトを起動
- コマンド「cd \Photo & dir *.jpg > jpg.lst & notepad jpg.lst」を入力して実行
ただ、昔と今の「プロンプト」で一番大きな違いは、昔は予め組み込まれていたコマンドや組み込み関数など、予め与えられていたものをどの様に組み合わせて多様化していくかが能力の優劣だったけれど、今のプロンプトエンジニアは「以下に適切な雪面設定をする事が出来るか」なので、例えば語彙とか文章構成力とか、絞り込むためあるいは他の選択肢への糸口に繋がるような言葉の選択とか、自分自身の国語能力が凄く重要な点が最大の違いだと思います。そうなると、論理的な設問の構成が出来るだけで無く、それを言語化する能力もその人のスキルに大きく関わってくるわけで、案外文系出身のコマンドエンジニア何て言うスキルが、これから一番の成長株になったりして。逆に離掲出心のコマンドエンジニアは、堅実な作業とか論理的な構成作成には向いているけれど、ヒットする作品とかには向いていないかもしれない。80歳を超えてプログラミングを学び、WWDCにまで招待された若宮正子さんでは無いけれど、今の60代前後の「コマンドプロンプト世代」っていうのは、もしかしたらこれから本格化するChatGPT見たいなAIサービスやAI開発と案外相性がいいかも。自分もちょっと頑張ってみよう(笑)。
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