2023年3月28日

「おすすめ」の改善

「おすすめ」機能というか、一般的には過去の使用履歴等を参考にして、より効果的と思われるコンテンツや広告候補を表示する、所謂「レコメンド」機能。Webブラウザーでも、直前にアクセスしたサイトが、たまたまいつものと趣が異なるような場合には、次の瞬間からそれ関係の広告が突然表示されるようになります。私などは、母親からECショップの商品検索とかお店検索を頼まれるのですが、例えば女性用の衣類とか検索すると、突然色々な種類の女性用ワンピースとかスカートとか場合によっては下着類とか、そんなものがサイトにアクセスする度に広告で掲載されてため息が出る始末。

オンラインという環境を利用して、対象を絞ってより効果的に広告するための技術であることは理解するし、それも一つのビジネスモデルだとは思うのですが、それならそれでもう少しその「おすすめ」が自分の壺にはまるように学習するなり有る程度自分でチューニングできるようにしてくれないかと思うんですよね。例えば私は猫が好きだけれど、色々な事情から猫を飼うことは出来ないから純粋に色々な猫動画を観て楽しみたい心を癒したい。でも、PCのブラウザーでアクセスしたりすると、猫缶の広告とかペット関係の広告が一気に増えたりします。視聴している動画も、「こいつ、猫が好きだな」と分かると、どんどん猫関係の動画をおすすめしてくるんですが、私は動画を観る時にはテロップ表示されている方が肉声が入っているよりは好きなので、そこで一つフィルターを掛けたい人何ですよね。あと、猫の好みから言えば、長毛系よりは短毛系、洋猫よりは和猫系の方が好きだったりするから、出来ればそういう系統の猫が多めの方が良かったりします。あと、保護猫活動に少しでも役立つようにと、NPOとかボランティアさんが公開している動画も出来るだけ再生するようにしているんですが、おすすめがそう言うもので埋まってしまうことも。時にはホッコリする動画も見たいわけで、その辺りの比率というか割合みたいなものも、出来れば設定したいところ。

あるいは、私は「物作り」みたいな事が好きなので、DIYとかも好きな分野ですが、そうなるとやたらと「古民家再生」みたいなものが延々とお勧めされます。同じ意味で、例えば車とかバイクの再生みたいな動画も好きなんだけれど、「直す」とか「工夫して解決する」という部分を観たいのに、車好き、バイク好きと判断されるのか、車やバイクレースの動画とかレビュー系の動画とか、そう言うものが延々とお勧めされても困ってしまいます。勿論、人の好みなんて千差万別だから、それにピッタリと合った設定なんてなかなか無理だとは思うけれど、それでももう少し何とかならないのかと言う気がします。例えばYouTubeは無料で視聴させて貰っているので、個人的には広告を挿入する事は当然だと思っています。でも、民放の放送のようにこちらか全く選択出来ないような環境では無いのだから、こちらも何かそそられるような広告が表示されるような働きかけが出来れば、お互いにWin-Winになると思うのだけれど。一番よく分からないのは、「これは好みではない」と言っているのに、同じ物が何度も表示されたりお勧めされること。それが何年か経過してからなら分かるけれど、何日も同じ物が推奨されてくるのはよく分からない。それならもっと別の可能性を探るべきだと思うのに。まぁ、広告を出している方も、広告主との間の契約で、何回供出しないといけないとか、どれだけ公開しない家無いというような縛りがあるんだろうけど、消費者の目線というかそちらの状況ももっと取り込まないと、ターゲティング広告としての効果は期待出来ないんじゃ無いだろうか。

YouiTubeの広告の場合、5秒位するとスキップ出来る場合がありますが、あの時にその5秒間で何の広告なのか、あるいは興味を引きつけられるような出だしなのかによっても、そのまま暫く視聴する場合、即座にスキップする場合、かなり別れます。とある広告では、最初暗転して始まりそのまま何も映らず音が出始めたところで5秒が経過したのでスキップしたから、結局なんの広告なのか全く分からないものがあったけれど、まずは「何」という所を最初に遡及しないと効果は期待出来ないでしょうね。テレビ広告のように、15秒とか30秒とか、ずっと見てくれていることを前提にウェブ広告を作成すると、全く効果が期待出来ないものが出来てしまいそう。個人的には、最初の2秒で何の広告なのか、どういう分野の広告なのかはっきり示して貰い、その後の3秒で映像的でも音響的でも良いから、何か興味を引くようなものにスパッと切り替わってくれれば、スキップするボタンの指を止めて暫く観てみようかという気にもなります。あと、同じ物を短期間で何度も繰り返されるのも止めて欲しいですよね。何種類も制作する予算が無いからかもしれないけれど、それならそれで違うものを見せて欲しい気がするし。最近感じるのは、実はああいう詰まらない広告を何度もしつこく表示させることで、ユーザーが嫌気を感じて有料登録してくれることを実は狙っているんじゃないかという気さえすることも。プラットフォーム側は、どちらでも困らないと思うけれど、それって広告を出しているがわからすると配信行為とも言えるような気がするなあ。いずれにしても、今は広告が逆に否定的な要因、逆効果になっている気がします。 

0 件のコメント:

コメントを投稿