2023年3月29日

車のグリル

乗り物ニュースに掲載された、最近の車のフロントグリルの話。以前は車に詳しくなかったのでそんなに気にすることも無かったのですが、地元に戻ってきて車が日常の必需品となり中古車を購入した20年位前から、購入選択の一つしてはやはりその車のデザインは重要だと認識するようになり、その時に文字通り車の「顔」であるフロントデザインは気になる要素の一つに。そのフロントデザインで大きな予想を占めるのが、前面に搭載されて空冷のために外気を取り込む目的で設置される「フロントグリル」。代替の車では、先頭のフロントグリルの直後にラジエターが設置されていて、ここに冷たい外気が当たることで中を走る媒体が冷却されて、それが再び発熱部分に戻されて排熱する仕組み。エンジン本体の冷却だけで無く、 クーラーにも使われる仕組みですが、最近のBEVではエンジンが消えてモーター駆動のため、このフロントグリルが不要になってきているため、実際のグリルでは無くグリルデザインに変わってきているんだ。

有名な車の場合は、このグリルデザインで差別やブランドの統一感を生み出すため、それぞれ特徴的なデザインを採用していて、記事にも書かれているBMWの左右に別れたフロントグリルだったり、トヨタのLexusの糸車見たいなデザインも認識されている物の一つ。私もLexus車を使用していますが、実はこのフロントグリルのデザインが嫌いで、購入する時には結構迷ったんですよね。同じSUVでも、再審のハリアーのデザインの方が好みで、実はどっちにしようか迷ったくらい。そのハリアーの系統という意味では、最近刷新された新型良クラウンのデザインも好きな系統で、そっちに乗り換えようかなと感じる位。要するに、大きなサイズが先ず好きでは無いし、特徴を出したいが故に威圧感というか圧迫感のあるデザインがどうも好きになれない。必要な機能として、空冷のための吸気口として前面に空けないといけないのであれば、ブランドとして統一感を出したい気持ちも分かるけれど、もう少し工夫して欲しいところ。

記事にも書かれているんですが、BMWの二つに分かれたフロントグリルって「キドニーグリル(Kidney Grill/腎臓グリル)」って呼ばれることを少し前に知って、思わず笑ってしまいました。いゃ、確かにそう言われれば、腎臓みたいなデザインだな、と。車のフロントからの見え方って、どうして左右に配置されているフロントライトが「目」に見えてしまうから、フロントグリルは「口」に見えるんですよね。セダンとかクーペだと、ちょっとシュンとした顔に見えるし、バンとか軽自動車だとちょっとコミカルな感じに見える場合も。わざとそういう見え方を意識したデザインにしているんじゃ無いかと、と感じる事も。そんな中で、BMWの場合はそのフロントグリルが左右に分かれているので、どうしても「鼻の穴」にしか見えないんですよね。だから個人的にはこのBMWの見え方を、「マキバオー」と呼んでいたことは内緒です(笑)。今でも街角で対向車がBMWで、このフロントグリルが見えると、思わず「ふんがぁ~」と心の中で叫んでしまうことは内緒です。いゃ、どう見たってマキバオーの鼻にしか見えないし、最近のモデルでグリルが一回り大きくなって、さらにマキバオー感が増している気がするし。多分地元ドイツでは「かっこいい」デザイン何でしょうけど、少なくとも日本では特に一定年齢以上の人にとっては、あれはどう見ても「鼻の穴」にしか見えないと思う。

閑話休題。以前仕事出アメリカによく行き、何ヶ月か滞在していた時。向こうの社会も車社会で必需品ですから、色々な車を見たものですが、フロントからボンネットに掛けて大きなマスク見たいなカバーをして走っている車を結構見ました。運転中に飛んできて張り付く虫だったり、飛び石対策でマスクみたいなカバーをしているんですが、あれってフロントグリルを塞ぐことにならないのだろうか。最近だと、シートを貼ったりして保護できるみたいですが、折角自動車メーカーがかっこいいフロントグリルをデザインしても、汚れることを回避するためにサポーター見たいなカバーを付けて走ったら意味ないですよね。私なんかは、どんなものでもデザインはシンプルなものが好きなので、正直言うと車のエクステリア類は興味ないし、ベース部分に関してももっと単純化して欲しいと思っているくらい。それを装着することで、例えば安全性が20%増すとか、抵抗が減って燃費が上がるとか機能的なメリットがあるなら検討しますが、単に「見栄え」だけのものが殆どだと思うので、なんでそういう所に熱心になるのかちょっとよく分からない。同じ意味で、フロントグリルに関しても、空冷の吸気口として必要ならば設置すれば良いと思うけれど、今の自分のLexusを見ても「そこまで大きくしなくても良いんじゃ無い?」と思うサイズなので、そういう所は何とかして欲しいところ。多分国内だけで無く世界的なBEV化もそんなに急に進むとは思えないので、もう少し機能美に触れた専用のデザインにこれから傾いていくんじゃ無いだろうか。次回、もしBEVを購入する機会があったら、少し気にするかも。

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