岸田首相のキーウ電撃訪問の報道で、ポーランドからキーウへの電車に乗り込む場面が写真に撮られているんですが、その時にに「うまい棒」の段ボール箱が持ち込まれる様子が確認されて、それがネットでは大きな話題に。私はその話を聞いた時に、現地の子供達へのお土産に持ち込んだのかなと思ったんですよね、最初は。でも、それもちょっと変だし、もしかしたらインドで隠密で移動するために、わざと関係なさそうな段ボール箱を選んだのかなと思いました。ところが、その中身は更に予想外の物で、岸田首相の地元にある宮島(=厳島神社)で作られた「必勝しゃもじ」と聞いてさらにビックリ。
記事にも書かれていますが、しゃもじは「飯を取る」ものから「召し捕る」に絡めて、戦時中武運長久の縁起物として使われたことは、私くらいの世代だと子供の頃に戦争体験のある祖父母等から聞いたことの有る話。今回は、ゼレンスキー大統領宛に、「必勝」と書き込んで岸田首相の名前も入れているらしいけれど、それって日本がウクライナに打倒ロシアと行っているに等しい話。更に私も後からネットの書込で知ったんですが、この「必勝しゃもじ」は日清・日露戦争の時に戦地に赴く兵士が奉納したと言われているものらしい。となると、更に強い意味が込められていると思っても間違いない気がする。そういう背景も、説明されているんだろうか。これ、日本にとっても凄く重い意味を持つ象徴(シンボル)になると思うのだけれど。そう言えば、今年のサミットは岸田首相の出身でもある広島で開催されるわけで、もしかしたらその時に今回と同じしゃもじが「お土産」として各国首脳に渡されるのかもしれない。ロシアの暴挙を許さない連帯のシンボルとして。
しかし、そんな重い意味を持つようなシンボルを、なんでよりによって「うまい棒」の段ボールに入れたのか、その経緯を是非聞きたいですよね。うまい棒の段ボール箱なんて、絶対現地調達なんて無理だろうから、日本から持ち込んでいますよね。それならば、無地の段ボール箱だってあるだろうし、もっと当たり障りの無いデザインの段ボール箱だってあるだろうし。大体、このうまい棒の段ボール箱って、どこからどの様に調達したのかも気になります。まぁ勘ぐれば、もしかしたらなにかの拍子に目に触れるかもしれないから、あえて何でも良いような箱にしたのだろうけど。可能性がありそうなのは、このしゃもじを作成した会社が、この箱で送ってきたからそのまま持ち込んだと言う事だろうか。でも、もううまい棒が頭から離れない(笑)。
今回の電撃訪問に関しては、NHKが結構詳しく記事にしているんですが、ここまで分かっていて彼らがリアルタイムでスクープしなかったのは、やっぱり某かの報道協定みたいな物が事前に有ったんじゃ無いだろうか。記事では、日本時間の午前9時25分頃に乗換駅に現れて、その後直ぐに列車は出発したんですよね。それならば、映像の送出には時間が掛かるとしても、日本時間の10時位には速報のテロップは打てるんじゃ無いだろうか。でも、日本でテロップでこの電撃訪問が知らされたのは、WBCで村上選手が逆転サヨナラタイムリーを打つ直前で、お昼前位だったんですよね。そこには2時間半位空白があるわけで、それってやっぱり出発して有る程度時間がたってから情報公開という了解が有ったんじゃ無いだろうか。速報を打ったNHKも日本テレビもそうは言っていないけれど、多分前日の外務省の下見レベルで何か報道するだろうし。そこはやはり某かの合意があったと思う方が自然な気がすると思います。もしそうであるならば、私は、報道の公共性をメディアが言うのであれば、やはりこういう是々非々の対応は必要だと思う。
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