2023年2月4日

怒りと悲しみと

ちょっと怒りと悲しみの出来事が。昨日お昼を買いに車で出かけて、暫くして戻ってきた時。一般道から自宅へ入るための取付道路に入るために、スピードを落として左折した時、左前方に猫がいることを発見。慌ててハンドルを右に切ったところ、その取付道路脇に植えてある植栽に右前方ヘッドライト付近を擦りながら何とか停止しました。いったん車から降りて様子を見たところ、その猫は多分別の車と衝突したらしく、頭から血を流して既に死んでいる状態。一般道と自宅の間には月極駐車場があるので、その利用者の車と衝突したのかもしれません。

その死んでいた猫、多分まだ1歳にもならない子猫だと思うのですが、柄の様子から隣家で外飼いをしている猫の一匹だと思われます。実はこのお宅、以前からこの猫の外飼いで近隣と騒動になっている家で、外に設置している物置に寝床やら餌場やらを置いていて、そこで飼っている様子。とは言っても、例えば不妊治療しているわけでは無いので、毎年春とか秋には、新しい子猫が、毎回見られます。親猫らしき猫も何匹かいるようで、自宅も含めて周りの家に侵入して糞尿被害を起こしたり、家庭菜園やポットをほじくり返したりと顰蹙をかっています。何度も周りの家からクレームをしたり、市や警察にも対応を依頼して、実際関係者がこのお宅を訪問して対応を依頼したらしいのですが、どうも「家では飼っていない」と言っている様子で、一向に改善されません。ただ、結構夜遅く帰宅した時に見た時でも、その倉庫の扉が少し開いていて中から光が漏れていて、そこを出入りしている猫の様子が見えたり、何匹もそのお宅の庭先玄関先で日向ぼっこをしていたりという様子が見られるという、状況証拠は豊富。周りのお宅では、敷地を囲っているフェンスに目の細かい金網や網等を設置して侵入を防ごうとしていますが、あまり効果は無いようです。自宅の場合は、そういうフェンスではなく植栽で回りを囲っているので、もう無防備状態。以前は、猫の嫌う木酢液を撒いたりして、暫くはこちらの敷地に入ってく様子が無くなったんですが、それも止めているとまた侵入してきたりして、イタチごっこが続いている状態でした。

私は自他共に認める「猫好き」だし、猫ちゃんに関してはそれが飼い猫だろうと野良猫だろうと幸せな猫生を送って欲しいと思っています。実は自宅周辺では、昔は野良猫は結構いたんですが、私がこちらに戻ってきてからは野良猫を見た記憶が無く、外で出歩く猫はこのお宅の外飼いの猫だけ。ですから、自宅で糞尿をまき散らす猫ちゃんに対してでは無く、このお宅、というか、該当者はこのお宅の息子さんで、お母さんも困っているらしいけれど、その男性の自分勝手な行為に怒りを感じるわけです。単に物理的な被害があるからという理由だけでなく、こういう人達がいるから地域猫とかTNRみたいな活動に対しての理解も、なかなか進まないのだろうと感じます。少し調べてみたら、仮に外飼いで無く近所の野良猫に対して餌やりとか寝床の提供等をしているだけでも、その人に対して飼い主としての責任は発生するようですが、本人にそういう自覚が無い以上解決は難しいでしょうね。少し前に母親に聞いたところ、私がいない時に隣家の人とその猫飼いの人とかなり激しいやり取りがあったみたいで、家の外でやり合っていたらしいのです。で、それを見た通りすがりの人が喧嘩だと勘違いして警察に連絡して、警察まで出動する騒ぎになったこともあるらしい。ただ、同様の騒動は既に何年にもわたって何度も発生しているし、自治会長直々にこのお宅を訪問して対応を依頼したこともあったらしいけれど、暫くは静かになっても1~2ヶ月もすると、猫が再び回りをちょろちょろする状態に戻ってしまいます。そんな状況がもう何年も続いているんですよね。不思議なのは、毎年それなりの数の子猫が生まれているはずなのに、大体外に出てくる猫の数は親猫らしき大きな猫と子猫を合わせても5~6匹位。ですから、生まれた子猫は譲渡するなりしていると想像しているのですが、それならばちゃんと親猫に対しての対応や外飼いする為の義務とも言える対応、例えば自宅内にキャットウォークを作り、敷地から外に出ないようにするような対応をちゃんとするべきだと尚更思うわけです。

半年くらい前にも、家の近くの一般道で、猫がひかれて死んでいることがあり、その猫もこのお宅の猫だったらしい。ただ、当然このお宅の男性は関係無いと言う事で、対応らしい対応もしなかったようだけれど。今回は、一般道上ではなく自宅への取付道路部分で猫が死んでいたので、そのままでは市の方でも対応して貰えません。市のHPにアクセスして確認したところ、自分で袋なり段ボール箱なりに屍骸を入れて、市の担当部門に連絡して回収を依頼しないといけないらしい。後から何か言われるのも嫌なので、正直気は進まなかったのですが、猫ちゃんに手を合わせてから周りの様子や猫ちゃんの様子を写真に収めて記録しておき、それから屍骸を市のゴミ袋に入れて、更に段ボール箱に入れて回収をお願いしました。飼い猫だったら、市の火葬場でペット火葬とかして、またその家庭に戻ってくるんだろうけど、この子はそのまま火葬されてどうなるのだろうか。私も、老後は猫と一緒に穏やかに生活したいと思いつつも、寿命も延びてきている猫よりも先にこちらが逝ってしまう可能性も高いし、その場合は残された猫ちゃんが可哀想だからと飼い猫を迎え入れることは我慢しています。その分、YouTube動画の再生とかAmazonのほしい物リストとかで僅かながらでも支援しているつもりなんですが、そう言う小さな積み重ねを全て崩してしまうのが、こういう人の存在なんだなと感じましたね。その犠牲になった猫ちゃんが不憫です。実は、猫に触れるのも10年振り以上、死んだ猫なんて子供の頃に経験した以来だから50年以上振りくらいに触りましたが(勿論念のため、ゴム手袋を装着して作業しました)、子猫でも思いのほかズッシリしていて、しかも死後硬直していたので体は硬く板のようで、本当に可哀想でした。どうか安らかに眠ってください。

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