サッカーW杯、残念でしたねぇ... 延長戦でも決着付かず、PK戦で1-3で日本の負け。あのPK戦、クロアチアGKの神がかり的なセービングに負けた感じだなぁ。でも、全部ボールは左だったから、一人くらい右に蹴っていればもしかしてと言う気持ちも。結果は残念でしたが、今回の4試合での日本の失点は4点に対して、得点は5点と、もしかしたら初めて得点が失点を上回ったのかもしれない。でも、トーナメント戦で勝ち抜くには、その得点-失点の差がもっと大きくなるような得点力・攻撃力が今後の課題でしょうね。守備については、今回は凄く良かったと思うから。特にGKの権田選手は素晴らしかったと思うけれど、そのプレーが何でエスパルスの試合で発揮されないのかと小一時間... (マテ)。
その試合とは関係無いけれど、よく出てくる話題の一つが「サッカー」か「フットボール」かというこんな話。アメリカでは、所謂「アメリカンフットボール」がメジャーで、これを「フットボール」と呼ぶから、当然もう一方は「サッカー」と区別するのは自然。一方で欧州とか南米ではアメリカンフットボールは殆ど普及して居ないから、「フットボール」の名称は桁違いにメジャーなサッカーを指すことに。この辺りは社会環境がそうなっているから仕方ないですよね。
でも、考えてみたら「フットボール(Football)」と言う場合、確かにサッカーは足でしかボール操作できないから「Football」が正しいと思うけれど、アメフトではフィールドゴールとかパントキックなどのキッキング以外の場面で足でボールを蹴ったら反則ですからね。「Football」というよりは「Carry Ball」とか言う方が、スポーツのルール的には適切な気がします。あくまで個人的な想像ですが、アメフトがラグビーから派生して生まれ、ラグビーはサッカーから派生して生まれた事を考えると、元々サッカーが「Football」だったから、そこから派生したラグビーが発祥の地の名称(イングランドのラグビーにあるラグビー校)を冠された「ラグビーフットボール(Rugby football)」になった事は自然だと思う。アメフトも、そのラグビーが米国に入ってきて派生したわけだから「American Football」なるのが自然だけれど、逆にアメリカ及びその周辺でしか事実上活動していないわけだから「American」と断る方が不自然だと中の人達は感じるだろうけど。
日本でのサッカーとアメフトの歴史をちょっと調べてみたら、サッカーは1973年に国内に伝わり、1921年にサッカー協会が設立されて、1929年にはFIFAに加盟しているらしい。アメフトは、1920年に岡部平太氏が伝えたのが最初で、その後「日本アメフトの父」ポールラッシュ氏を中心に1934年頃から始まり、その年に立教大学、明治大学、早稲田大学にチームが出来たのが最初。そう言う意味では、日本では「フットボール」が定着していても良い気がするけれど、一般的には「サッカー」。でも、日本サッカー協会の英語表記は「Japan Football Association」なんですね。これは知らなかった。でも、日本ではもうすっかり「サッカー(Soccer)」が定着しているから、一般的にはそのままなんだろうなぁ。私は、ここにアメフト関係の記事を書く時には、意図的に「Football」と"American"を外して書くことも多いのですが、それもそんなことがあるから。でも、逆にアメフトの場合は「Football」と書いても伝わらなくて「American」を付けないと、「ラグビー?」とか言われてしまうし。まぁ、そこはメジャーな存在になれば自然に相応しい名称が定着して行くという事なんでしょうね。となれば、「Football」がアメフトの代名詞になる可能性もまだまだ残っている? ただそうなると、世界的にはますます孤立しそうなのが悩ましい(笑)。W杯は今日で日本チームは敗退して残念ですが、これまで以上に存在感を世界に見せつけることが出来た大会だった気がします。サッカーに負けないように、アメフトも頑張らないと。
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