2022年12月30日

EV戦略

トヨタのEV戦略の弱点を指摘する記事。文字通り日本を代表する企業で有るし、自身もトヨタ車(Lexus)ユーザーでもあるからには、ちょっと気になる話。個人的には、EV車にはまだまだ問題点があるし、その最大の理由は記事にも書かれているように充電設備の少なさと、ガソリン注油にに掛かる時間(5分程度)対して充電時間の長さ。 日産の「サクラ」が成功しているように、自宅周辺での日々の買い物などに利用しつつ、充電は自宅で未使用時間帯(夜-深夜-早朝)に充電するというスタイルが定着できれば、その利点は大きいけれど、仕事や土日のレジャー目的等も含めて一般的な使い方には、まだまだ課題が多いがEV(BEV)だと思う。

そこそこの田舎町である浜松周辺でも、最近何度かTesla車を見かけてビックリしたんですが、EVと言えばTeslaであるし、最近では中国で成功しているEVメーカーの日本進出もよく聞く話。特にBYDはよく聞く名前の一つで、その成功の秘訣はバッテリーと言う話を聞いたことがあるけれど、それでも幾らバッテリーの持ちが良くても充電出来る機会が先ずは増えないと駄目出し、次は充電時間の短縮がもっと図られないと普及は厳しいと思う。さらに言えば、やっと原子力発電の再開に踏み切った日本だけれど、電気料金はここの所ずっと上がりっぱなしな訳で、悪かな電気料金提供も大きな課題だと思う。そう言う意味では、「自然エネルギーで走る」というの謳い文句は立派だと思うけれど、現実はそんなに甘くは無いとも思う。

世界のBEV先進国は、なんと言っても中国だと思うけれど、それは政府の強烈な(強制的な?)バックアップが合ってこそなのは、素人の私でも聞き及ぶくらいの話。それでも、まだ乱立期と言っても良い頃だから、互換性の無い方式のメーカーが鎬を削っているらしいけれど、それが政府の鶴の一声で統一されて行くと、中国国内標準が世界標準になる可能性もあると思うなぁ。まぁ、BEVでは同様に普及を強制的に進めている欧州は欧州で独自の規格を持っているから、すぐには決まらないだろうけど、でも欧州と中国で共同規格を決定することはありそうな気がする。どちらも、まだBEV普及が進まない、対アメリカ対策として手を組む可能性って決して低くない気がするけれど、業界的にはどうなんだろうか。

私の現在の愛車はガソリン車何ですが、出来れば来年か再来年に新規購入する次の自家用車は、少なくともハイブリッドかPHV(プラグインハイブリッド)にして、少しBEVに歩み寄ろうかという気持ちを持っています。BEVには否定的ではあるけれど、やはり内燃機関だけの自動車はこの先減少していき、BEVあるいは電気駆動中心の自動車に置き換わっていくのは確実だなとは思うから。その為には、まずはこれまで経験したことの無い「バッテリー走行」自体に少しでも慣れておく必要があるかなと思うから。ただ、バッテリーが入ると高くなるんですよね。100万円位違ってくるから結構大きい。しかも、ガソリンエンジンならば10年20年と使えるけれど、バッテリーは寿命があるからそんなには持たない。走行時のコスパは良いかもしれないけれど、トータルで見たら決してコスパは良くないと思うなぁ。その為にも、安価で大容量で高能率なバッテリーが臨まれているし、研究も進んでいるんだろうけど。BEVでは日産が一歩進んでいて、自動運転も含めてトヨタは後塵を廃している印象があるんですが、来年は何か画期的な進捗はあるんだろうか。地元にはトヨタ系の下請け、孫請け企業も多いので、頑張って欲しいけれど。

0 件のコメント:

コメントを投稿