2022年12月29日

奇跡のコンビニ


ビジネス関係の番組で、奇跡的な成功例としてよく紹介されたり取り上げられたりする、北海道のローカルコンビニチェーンの「セイコーマート」。そのセイコーマート(略称: セコマ)の成功例の中でも、人口1000人余りの初山別村に出店して黒字化した経緯を紹介したITmediaの記事(前編後編)。

素人が偉そうに言ってしまいますが、書かれていることはごく普通の話しで、初期投資となる敷地代(土地代)や可能ならば建物などは出来るだけ安くする事と、コンビニチェーンという枠組みに拘らずに、出来るだけローカルのニーズに沿った品揃えや提供を心がけて、客単価を上げて少ない人口をカバーすると言うもの。飲食業で言えば、地域の小さなお店だけれど、常連客が毎日来店してくれるので経営がなり立つようなもの。その代わり、色々な要求に応えるために、メニューの内容や数はどんどん増えて行くのと似ている気がする。

セイコーマートの場合、北海道内限定と言う事も有るので、製造拠点にしても物流にしても、北海道内であれば有る程度フレキシブルに対応出来る強みもあるんでしょうね。とは言っても広すぎる北海道だから、どこでも出店できるほど甘くは無いと思うけれど、それでも他の大手コンピにチェーンには無い強みだと思うし、そういう部分を利用してこの初山別村のような厳しいながらも黒字か経営できて、地域にも会社にも貢献出来るような事例が生まれてくるのだと思う。 

実は私が高校を卒業をして地元を離れる頃まで、自宅回りは田圃や畑が殆どで、本家の長男という立場上、将来のいつかは地元に戻り、親の面倒や残された資産の管理をするのかと正直なところ暗い気持ちがあったんですよね。ところが地元を離れて10年もすると、どんどん回りが宅地化されていき人が増えて行き、さらには党事件内最大規模のイオンモールが徒歩10分位の場所の工場跡地に誘致されて出来、さらにさらにそれに刺激されてか回りがどんどん開発されていって、コンビニやら病院やら、色々なお店が集まるような地域に成りつつあるという大変身が今も進行中。市街化調整区域故に、まだまだ田圃や畑が広く残る地域ではあるけれど、あと10年もしたらそれらも殆ど消えるんじゃ無いだろうか。浜松市自体は人口減少しているのだけれど、この地域には人口流入している地域なのでどんどん変わるだろうなぁ。それが良い事なのかどうなのかは分からないけれど。

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