2022年12月18日

それでもドーム球場を希望

浜松市に建設が計画されている、新野球場。現在の浜松市営球場は、陸上競技場に隣接する四ツ池にあって、時々中に池泉などのプロ野球も開催される球場。場所的には市街地から少し距離はあるけれど、住宅街のど真ん中で駐車場等も狭くて、それもあっての新球場建設なんだろうけど、場所がちょっと悪い気がする。

新球場建設予定候補地は、現在室内水泳場がある場所の隣で、篠原地区と言えば地元では「タマネギの産地」という印象の場所。遠州灘が広がる中田島砂丘のすぐ近くで、実は東南海大震災の被害想定地でもあったはず。今回は中田島砂丘でのウミガメの産卵に影響しないように、ドーム球場が検討されているらしいけれど、震災時の防波堤的な役割や避難場所としての目的も、確か当初の計画では含まれていたはず。とは言っても、ドーム型球場建設の場合、建設予算は300億とも400億とも言われていて、かなりの支出が予想されるし、さらに維持費にしても年間5億円位は赤字が想定されるらしい。

地元の人なら良く知っていると思いますが、あの場所って「遠州の空っ風」の通り道みたいな場所で、それが無くても海風の影響が凄く有りそうな場所。正直なところ、あの場所に屋外スポーツ施設を作るのは無謀だと思う。そう言う意味で、建設候補地が変わらないのならば、既存の水泳場の様な屋内施設=ドーム球場しか選択肢は無いと思うなぁ。海沿いにある千葉マリンスタジアムだって、あれだけグランドの周りを高く囲んでいても風の影響を凄く受けるのに、多分普通の形状の屋外スタジアムを作ったら、強風で試合なんて出来ない場合も多くなる気がします。さらに、スポーツだけでなく多目的なイベント開催をして収益性を上げるなら、天候に左右されないドーム球場のメリットは大きいと思う。

建設費は兎も角として、毎年それなりの額が予想される赤字はどうするのか。既に織り込み済みなら駄目ですが、手っ取り早いのは命名権(ネーミングライツ)かな。「ヤマハ浜松球場」とか「スズキハスラー浜松球場」とか、案外悪くないかも(笑)。で、プロ野球や大きな大会を招致するためにも、収容人員数は出来るだけ多い方が良いでしょう。今の市営浜松球場が、26,000人収容なので、同程度は欲しいだろうし。ドーム球場で、スタンドが小さくなるのは仕方ないとしても、現在の半分の13,000人は無いと思うなぁ。そうそう、昔は掛川のつま恋で開催していた、ヤマハのポプコン(ポピュラーソングコンテスト)みたいなイベントを、このドーム球場で開催してくれないだろうか。さらに言えば、将来アメフトの試合が開催出来るくらいのフィールドの広さは取って欲しいなぁ。それが個人的に新浜松球場へ希望したいことかも。

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