2022年11月4日

猫の手触りの毛布「猫Feel」

猫好き猫派の自分としては、見逃していて悔しいと感じるこの記事。「猫の手触り」と言っても、色々な猫ちゃんが居るので、どんな猫の手触りなのか一寸分からないけれど、毛布とかクッションとかの商品なら、やはり長毛系ではなく短毛系の猫種の毛並み手触りなんだろうか。

商品開発の切っ掛けが、猫好き社員が猫に触れたいけれど事情で猫を飼えない事からというのは、まぁよく商品開発の現場で使われる「Pain Point」の発掘と言えるかも。これまでだと、祢子型ロボットとかに行くんだろうけど、既に同様の商品は販売されているし、このメーカーさんは衣料品販売のニッセンだからロボット開発なんて言う方向にはなかなか行かないだろうし。そんな中で、「猫の手触りの毛布」なんて言うのは、結構目から鱗の発想だし、それを実現するのは単純に凄いと思う。 

私が猫と暮らしていたのは小学生位までの頃だから、もう何十年も昔の話で朧気な記憶でしか無いのだけれど、当時の寝具は綿の布団と羊毛毛布くらいしかなかったから、冬場は結構寒くてなかなか寝付けないことも。お湯を入れた湯たんぽとかも使っていましたよねぇ。そんな中、猫が布団の中に入ってくると、これが理想的な「熱源」(笑)な訳で、冬場に猫は欠かせない存在。なんせ湯たんぽは、最初熱いくらいだけれどそのうちに冷めてしまう。でも、猫暖房は寝入る時から起きるまでずっと定常出力してくるわけで。問題は、自分の暖めて欲しい場所に必ずしも移動してくれないことでしょうか。例えばつま先とか足先が冷たいのでそっちを暖めたいけれど、猫暖房は頑として背中から移動しないとか。一時期複数の猫を勝っていた時もあって、その時には何匹か布団の中に呼び込んで至る所暖かく寝ることが出来たけれど、極々たまに布団の中におしっこされたり、外で取って食べた虫とかを戻したりされるとちょっと困ったけれど。

最近は余り言われなくなったけれど、製品のコンセプトとして「エクスペリエンス(experience)」という事が一時期流行っていて、Windowsの最初の設定画面も「OOBE (Out-Of-Box Experience)」と名乗っているわけですが、暖かいとか軽いとかいう機能面とは異なる「猫の手触り」というのは重要なエクスペリエンス(体験)の特徴な訳で、そこに特化した商品とも言えるのかも。考えてみたら、「手触り」っていうのは結構これまでも重要視されてきたわけで、特に手に持って使うようなバッグとかはそうだし、道具類だって「手に馴染む」とか「しっくり握れる」みたいな言い方で、手とどれだけ馴染むかというのは重要な要素。ただそれらは、本来の機能やデザインの中心というよりは、重要な部分ではあるけれど副次的な部分でもあったわけですよね。所がこの猫の手触り毛布は、その手触りが全てという事で、画期的な商品だなぁと感じます。毛布だとトトロみたいな大きさの化け猫に押しつぶされているような夢を見そうなので、膝掛けとか大きめの猫くらいのサイズのクッションとかだったら自分でも使いやすいかなぁ。そう言う商品が出たら、次は購入してしまうかも。

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