昨日発表された、来年1月22日(日)に開催される「JAPAN U.S. DREAM BOWL」。大学生選手や、Xリーグに所属する外国人選手(最大10名)も含めた56名が、「全日本選抜チーム」として組織され、アメリカ側のIvy Leagueの4年生(※4年間の登録完了選手=US カレッジ選手として引退)選手が対象で、こちらも選抜チームが組まれて対戦。なんと言っても、試合会場が国立競技場(Olympic Stadium)というのが嬉しい。
"Ivy League"と言えば、全米を代表するトップ大学のグループ名で、ハーバード大学を筆頭に日本でもよく知られた大学連盟。フットボールの実力で言えば、Ivy LeagueはFCS (Football Championship Subdivision)に所属していて、強豪チームが所属するFBS (Football Bowl Subdivision)とは一つしたのレイヤーになるんですが、過去にはNFL選手も輩出しているし、学業優先の環境とはいえ、日本のフットボールレベルと比べたらまだ上だと思うなぁ。
過去には、米国カレッジのメジャー校のみならず、NFLのチームが来日して試合をした事も有りましたが、当時はバブルの時代でもあって、そう言うイベントを開催する余裕が合った時代。その当時を頂点に、経済的に厳しくなり、企業スポーツとして続いていた国内のフットボールも企業撤退が続き緩やかに衰退。それでも、関係者の努力で、ワールドカップへの参加だったり、海外遠征などを実行していましたが、やっとこう言う形で米国のそれなりのレベルのチーム招聘が出来るようになったなと感慨深い思いも。
米国の場合、フットボール等学校スポーツ活動の場合、活動可能時期やその内容(練習時間や練習強度)にも厳格なルールがあり、なかなかこう言う選抜チームを作る事が難しいと以前聞いたことがあります。また、米国の場合6月が卒業月なので、それに合わせた試合設定が日本のスケジュールとも摺り合わせが難しいと言う話も。今回は1月下旬と言うタイミングなんですが、大体12月中にカレッジシーズンは終わるから、そこから選抜チームが合同練習をして来日するんでしょうね。4年生としてシーズンを終了して、レッドシャツ(=練習生)登録などで翌シーズンも選手登録可能な4年生は選ばれないようなので、全米カレッジのレギュレーションにも引っかからない。言ってみれば米国側は「OBチーム」という扱いなんだろうな。コンディションとしては日本の方が有利だと思うけれど、潜在的な能力含めて実力的には米国有利だと思うので、そこそこ良い試合になるんじゃ無いだろうか。日本選抜の外国人選手は、今のXリーグルール同様一度に2名までのプレー参加が許されるみたいだけれど、どの選手が選ばれるのだろうか。まだ少し先の予定だけれど、ちょっと楽しみ。
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