2022年8月23日

朝日新聞電子版有料化

朝日新聞電子版「朝日新聞デジタル」の無料会員制度が廃止され、昨日8月22日から一部を除き、前記事が原則有料化されたという記事。 「えっ? 朝日デジタルって既に有料化されていなかったの?」と思ったんですが、これまで無料会員になれば、毎月5本まで読めた有料記事の特典が無くなり、さらに数独も公開されなくなるらしい。

理由は朝日新聞社の経営改善ということで、記事によれば2021年3月の連結決算で11年振りの赤字転落したらしい。その為の対策は、企業活動としては当然だろうし、今回の行為は実質値上げになるわけですが、今色々な商品が値上げされている中、それを責めるわけにはいかない。本体としても、早期退職者制度の導入やそれなりの経営努力をして、2022年3月期決算では黒字化にも転じている訳で、その経営努力は認めないと。

問題なのは、本業である新聞業務では購読者数が減り赤字化しているのに対して、副業である不動産収入がアップしたら黒字化しているという事。まだそれほどの状況では無いのかもしれないけれど、一般の企業ならば不採算部門を切り捨てて、経営資源を有料部門なり新規事業に振り向けて、全体的な体質改善を進めるべき何だろうけど、「新聞社」が「新聞業務」を切り捨ててしまったら、どうなるのだろうか。

日頃朝日新聞の報道内容や関係者に対しては厳しい意見を書いている自分ですが、そんな中でも最近のロシアのウクライナ侵攻に関しての欧州からのレポート等は内容的にも読み応えが有る物が多く、流石に「腐っても鯛」的な重みを感じたところなんだけれど、言い方は悪いけれど「悪貨が良貨を駆逐し終わった」のが今の本体なのではと言いたくなる状況に変わりない。有料化する以上は、お金を払ってでも読みたい・参考にしたいと言う無いようで無ければならないのだけれど、正直そんな内容を期待出来るような状況では無いだろうし。結局は、盲目的に自分達を支持してくれる極々超コアな人達を囲い込むだけで、そこでますます先鋭化していくだけになりそうな気がする。それじゃぁいかんと思うのだけれどなぁ。

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