フィルム式一眼レフカメラの機構をデジタル一眼レフカメラが踏襲しているのは、銀塩フィルム部分を映像センサーに置き換えたと言う事も有るだろうけど、やはりそれまでのレンズ資産をそのまま利用出来ると言う事が一番の理由だったと思う。今も性能の良いレンズ(明るい、望遠、単焦点)は何十万、何百万円というお値段ですが、昔もそんなものだった貨幣価値を考えると今の何倍もする物だろうし。あと、操作性というかそれまでのカメラとの互換性も重要だったと思うなぁ。まぁ、色々な理由はあると思うけれど、少なくとも一眼カメラに関して言えば、それまでのレンズ資産をどう扱うかというところが最大の課題だったような気がする。
勿論記事にもあるように、これまでのミラーレス一眼には幾つか問題となる点があって、それ故にプロユースの物はなかなか登場しなかったけれど、SONYが先鞭を付けたα7でのフルサイズセンサーでのミラーレスで一気に普及が始まった気がする。私が懇意にさせていただいているプロカメラマンの方がいらっしゃるんですが、最初は自分同様キヤノンのEOSのフルサイズを使っていたけれど、何かの切っ掛けでSONYのα7IIを試用して一気にSONYに切り替えたくらい。それを切掛に、それまでデジタル一眼と言えばキヤノンとニコンの二強だったのが、SONYも加わった三強時代になり、最近ではSONYがニコンわ凌駕していると言って良いくらいですからね。
私も今年カメラを買い換えて、EOS R7にカメラ本体もレンズ(RFレンズ)も一新。どうなるかは、来月から始まる国内のフットボールシーズンで分かるんですが、やはりこれまでのデジタル一眼レフカメラの本体サイズの半分くらいのミラーレス機にはまだ慣れません。ただ、それ以外の操作系等は以前の機種とそんなに違わないので何とかなりそうだし、カメラ本体だけで無くレンズも軽くなったので、可搬性はかなり改善されてきて体力の落ちてきている自分にはありがたい。一方で、気になっているのが記事の最後に書かれている2点で、ローリングシャッター歪みに関しては、早い場合は1/2000秒位の高速で30枚/秒の連写をしたいと思っているので、それがどれくらい違うのか本番前に実際に試したいところ。もう一つがバッテリーの持ちで、カメラ本体の消費電力が増えるだけで無く、私の場合は望遠ズームでサーボAFでガシガシレンズも動かすのでそうで無くてもバッテリー消費は大きいんですよね。今回からは、これまで以上に連写機会が増えると思うので、どれたけバッテリーが減るのかも事前に知っておきたいところ。理想は1個で1試合持つ事ですが、最悪1個でハーフタイムまで持ってくれれば、途中で交換出来るから何とかなる。一番困るのは1Qも持たない事だけれど、さてどうだろうか。これまででも、一試合で4,000~5,000枚位撮影していたので、今回からはその倍位は撮影するだろうし。EOS R7はバッテリーグリップが取り付けられないので、悩ましい所です。あるいは、USB充電に対応しているので、外付けバッテリーパックを準備するか...
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