2022年8月4日

ホームパーティーの手土産

稲田俊輔氏のコラムから、ホームパーティーにおける手土産問題。自分は、殆どホームパーティーなんて呼ばれないし開催もしないから殆ど縁の無い話だけれど、アメリカ出張している時にはそれっぽいイベントに何度か誘われて参加したことがあります。最初の頃は、それまでの人生でそんな経験なんて無いから(多分子どもの頃の「お誕生日会」以来じゃないか?)、手ぶらで参加していたんですが、2回目、3回目となると回りの様子等も見て、一品保って参加することに。色々考えたけれど、US$10~$20位の家飲み用のワインが一番無難かなというのがその時感じたもの。

日本の場合、以前ほどよく飲まれるようになったとは言え、ワインは一寸相手の好き嫌いもあるし元余しそう。赤ワインだと、色々料理にも使えそうだけれど(いゃ、白ワインでも酒蒸しとかレパートリーはありますが)、何かその為に持ってきたようにも感じられて一寸躊躇してしまうことも。あと、ああいうボトル物って、飲んだ後の処分が結構面倒なんですよね。缶ビールなら潰せば良いけれど、ボトル(瓶)物はそのままの体積が残るから回収日まで日が空くと結構邪魔になったり、「後でまとめて」とか思って、家の外とかベランダに出しておくと、其の儘忘れてしまったり。ワインではなく日本だからと日本酒というのも有りだとは思うけれど、ワイン以上に結構の無比とを今は選ぶ気がする。それと、最近の日本酒もフルーティーで色々な料理に合う物が多いけれど、ホームパーティーとなればやはり洋食系中心だから、ワイン以上に合わせづらいところも。「お酒」の場合は、やっぱり相手のことやパーティーの内容を良く知っていてピタリとはまる物を準備出来れば良いのですが、個人的には結構ハードルが高い選択肢だと思います。

食べ物じゃ無くて、ちょっとした花束とかブーケみたいな物も良いのかもしれないけれど、これもお酒以上に好みの差があると思うし、当日ホストとしてはバタバタしているところに大きな花束保ってこられても困ると言うのが本音かなぁ。まぁ、よほど広いお宅なら良いのだろうけど。また、そんなに無いかもしれないけれど、花の香りに敏感な人もいるかもしれないし。私が結構そうなんですね。さらに言えば、そのお宅の室内の雰囲気に有った飾り物なら良いけれど、例えば和風の室内に西洋系の派手な花飾りは合わないだろうし、そう言う配慮も難しい。以前はこんな感じと思っていても、その後その状態が続いているとは限りませんしね。それと、花瓶とか花瓶代わりに使えるものって、結構少ないんじゃないだろうか。まさか洗面所に水を張って入れ置くわけにも行かず、バケツに水を入れて刺しておく訳にもいかないだろうし。

結局自分が選ぶのは、それなりに日持ちがして、小分け包装あるいは大きな固まりでは無く、小さなサイズの物になってしまいますね。一番無難なのは、お煎餅とかあられかなぁ。ただ洋風のパーティーの場合にはそぐわないので、小分け包装されたクッキーの類が一番多い気がする。コラムでは「甘納豆」を手土産にするとのことですが、あれもそんなに量食べられる物じゃ無いし、開けた袋の量がそんなに多くなければ良いけれど、イメージ的には結構一袋の量があるような気がします。向こうで長期滞在していたときには、ホームパーティーじゃないけれど私が週末自炊をして、土日の夜は宴会モードでした。その時には、変に手土産を保ってきて貰っても困るので(残ったら、食べるのは自分一人だし)、「会費制」にしました。参加者は、一人US$10(当時の一日の食事代補助がUS$45だったから、かなりお手軽)で、お酒類はビールとウイスキーはあるけれど、それ以外は自分の飲む分持参すると言うルール。大概、皆さん多めにビールとかワインを持ち込んで余るので、それは次回用として保存して置きました。大体5~6人から多いときには10人近く集まることもあったので、材料費としてはUS$60~$100位になるんですが、それでも当時としては十分にペイできる金額で、お摘まみを5~6品に最後は〆でスパゲティとかラーメンとかご飯を炊いて丼物とか作ったなぁ。結構自分としても、冷蔵庫の掃除も出来るので助かりました。中には、会費にチップも追加してくれる参加者もいたので、実は赤字になることは殆ど無かったなぁ。会員制ホームパーティーなんていうのも、手土産とか相手に対しての遠慮心も少し緩和されて良いんじゃ無いだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿