2022年7月14日

胎内ディアーズ誕生

国内フットボールで、久々のビッグニュース。ディアーズフットボールクラブが、経営権を新潟県胎内市NSGグループに譲渡し「胎内ディアーズ(TAINAI DEERS)」として活動すると言うもの。当面の活動拠点は、鹿島ディアーズ時代からの調布市の柴崎グランドで行うものの、10年以内を目標に拠点を胎内市へ移動し、新潟からのフットボール発信を強化するというは無し。いずれにしてもビックリです。

地元の方には失礼と思うけれど、正直「胎内市って何処?」状態。17年前に周辺の町・村が合併して出来た市で、人口は2万7000人と正直そんなに大きな自治体では無い。県都の新潟市とは新発田市を挟んで近いので、ベッドタウンみたいな場所だろうか。首都圏からのアクセスだと、新潟から在来線で移動するよりは、手前の長岡で信越本線に乗り換えて、羽越本線に繋がる方が便利なように見えますが、そこまで鉄分は濃い方では無いので不明。ただ、公共交通機関での移動には少し不便そう。

経営権を取得したNSGグループは、正直私は知らない企業だったんですが、新潟県新潟市に本社を構えてグループ全体で売上高1,000億円以上という大企業体なんですね。教育関係の法人が多いみたいですが、広告、ホテル、レストラン、等等100以上の法人から構成されているらしい。Jリーグで名前を聞く、アルビレックス新潟のオーナーでもあるらしい。となると、スポーツ経営でも経験値があるから、今後胎内ディアーズも大化けするかも。

北陸新幹線が新大阪まで開通すれば、関西圏からの移動も楽になるので、そうなると選手やスタッフの募集もやりやすくなるかも。ただ、調布市にいるうちはまだしも、今後胎内市に移動したときに現地でどれだけ有望な選手を発掘出来るか、それが正念場でしょうね。先輩のイコールワン福岡SUNSは、やはり「福岡」という九州最大の場所柄もあり、人材もそれなりに全国から集まってきているし、 地元の強豪大学からもリクルートをしているので、胎内ディアーズも新潟、金沢、等の北陸や長野とかまで人材発掘の範囲を広げる必要があるかな。これまで、取得県と近畿圏に二局集中していた社会人フットボールが、こうやって全国に広がることは良いことだと思う。ただ、サッカーに比べて知名度も人気も大きく差がある状態では、厳しい事も事実。難しいだろうけど、イコールワン福岡SUNSに続く、地方での成功例に是非なって欲しい。

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